昼食
どうしてこうなったんだろうか
僕は只今、恋人のまみと後輩の青ちゃんに腕を引っ張られている。
「み~か~聞いてるのぉ?」
「ああ、ごめん聞いてなかった」
「帝がひどいっ」
「ハッザマァwwwねぇねぇ帝先輩こんなのより私とデートして、いいことしましょうよ」
「青ちゃん」
「はいっ何ですか!」
「あはは、目がキラキラしてるキモイwwwwwそれよか今度、今みたいなこと言ったら、その口しゃべれなくしてあげるよ、ね!」
「うわー‼超いい笑顔‼」
「ね~まみ、今日、うち来ない?」
「何、それは襲ってもいいってこと?」
「ああ、何だ来たくないのね?」
「帝先輩そんなのより、私を呼びましょうよ、何でもやりますよ、私」
「お前は帝に触るな、帝が汚れるんだよ」
「うるさいなぁ~紀田先輩は」
そして、また始まった口喧嘩。今日で何度めだろうか、ああ、
イ ラ イ ラ す る 。
カチカチカチカチカチカチ
僕はボールペンを押し始める。ずっとずぅっと。
「ん?」
「何、この音?帝、先、ぱ、い」
2人の顔が見る見る青ざめてく。思わず笑ってしまった。
「ねぇ二人とも」
「「はい、なんでしょうか」」
「お昼食べようよ」
「「はい」」
僕が良かったぁと言って、笑うと2人が赤くなりながら抱きついてきた。
「え ちょどうしたの?まみに青ちゃん?」
「帝、可愛すぎでしょ」
「帝先輩好きー‼」
そして、3人はいつも通りのお昼を食べ始める。
(今日も平和だなぁ)
(帝、可愛い)
(帝先輩、素敵です)