愛と友の修羅場 6
キィー…
コレットの家のドアがゆっくりと開く。
そのドアを開けた人とは…
「お、コレットお帰り~!!!って、うぉ!!友達いっぱいジャン!!
まぁ、入って入って!!」
コレットの姉、コアだ。
コレットはみんなを自分の部屋に案内する。
その部屋はまさに女の子らしいピンクの部屋だ。
「かわいい…」
マルタが周りをきょろきょろしてほほをピンクに染めていた。
「ふぁ~~~…コレットの香りがするぅ~~!!!」
古市がおもいっきり深呼吸をする。
「うざ市!!まじきもい!!」
コレットが自分のぬいぐるみを古市に投げて、見事命中。
勢いよく倒れる古市。
その倒れた瞬間階段を思いっきり駆け上ってくる音が聞こえた。
そして…
ばんっ!!
「コレット!!!大丈夫か!!!!」
なんと金髪の下まつ毛がかっこいい人が部屋に飛び込んできた。
「…兄貴…は、引っ込んでろ!!!」
おもいっきりコレットが兄貴という人にけりをいれ、階段から転がって行った。
「いった、コレットちゃんは何人兄妹?」
「…5人…兄2人、姉1人、妹1人…でも一番上の兄は結婚してもう別な家で住んでる」
「ほ~…結構…ていうかかなり兄妹多いね…」
「もしかして、嫌がってたのってこれが理由?」
男鹿がコレットに聞く。
「30%はそうかな…まぁ、そのうちわかるから色々覚悟してな…」
それから、時がたち…7時になった。
「じゃあ、そろそろかえるね!」
「じゃあ、おれも~」
みんなが階段を降りて下にいくと…
「ちょっとまった、このまま返さないわよ。」
コレットの姉が玄関の前で立っていた。
そこで古市がみんなの前に立ちへらへらしゃべり始めた。
「いや~でも俺たちもう帰る時間なんですよ~」
「まぁまぁ、いいからいいからご飯食べていきなさいよ~!」
コアは笑顔でリビングにむりに全員連れ込んだ。
みんなそれぞれいすに座らせた。
「あ、でも…迷惑ですし…」
邦枝が席を立ちコアのほうを見てぺこっと礼をすると
「帰られるほうが迷惑。くってけや」
「は・・・はい」
恐ろしい…
コレットの隣に座っていた古市が
「コレットの姉ちゃん怖くないか?」
小さな声で聞いた。
「だからいったでしょ…たぶんこれだけじゃすまされないし…
ほかにお姉ちゃんか兄貴の友達も来ると思う」
そのとき、家のチャイムがなる。
「おっふ!!いまでまぁ~す!」
コアが玄関に向かって行った。
「ご飯おいしい」
一人もくもく食べるマルタに対して、
ほかの3人は呆然としている。
「おいおいおい…コレット、これどうなってんだ?」
男鹿が箸をとめてコレットに聞いてみる。
「だから、いったでしょ…どうなっても知らないよ。
文句も聞かないよ…」
もういやになっているコレットの表情。
さっきチャイムを鳴らした人が家に入ってきてリビングに来た。
「あ」
コレットがその人の顔をみて驚く。
「やぁ、コレット…ずいぶんと大胆なまねをしてくれるね」
そこには黒髪のさらさらで足が長く美形の男が立っていた。
マルタと邦枝が少し頬を赤くする。
「…大胆って…なにかしたっけ?」
「今してる。」
男が即答してきた。
「なにをしてるというの…」
ちょっぴりあきれた口調のコレット。
それに対してとてもえらそうな男。
「男二人連れ込んで、なにするつもり?」
「連れ込んでって、結構いやらしい言い方するね…
みんなが行きたいっていったのよ私の家に。しかも女子だっているじゃない。」
「…ほぅ…」
ちょっとムッとなる男。
古市はその男の顔をみてハっとする。
この男の顔に見覚えがある。
たしか…
「生徒会長の雲雀恭弥先輩?」
古市の言葉にその男がうなずく。
生徒会長なのにまったくもってきずかなかった古市以外の3人。
ドンだけ影が薄いんだか…
「恭弥ぁ~!今日ね、今日ね~私が料理つくったのぉ~♥食べてくれるぅ?」
コアが雲雀にちやほやしはじめる。
「もう家ですましてきた。」
「ぁ~ん…どうしてぇ~…じゃあ、今度またつくってあげる♥」
コアが雲雀の腕にしがみつく。
それにまったく動じない雲雀。
「で、あんたたちは今日どこで寝るの?」
コアの態度ががらりとかわり、コレットの友達に話しかける。
「え?いや、ご飯いただいたら帰りますよ。」
邦枝が丁寧に礼をすると…
「だ・め!!せっかくきたんだから帰っちゃだめ。みんな泊まっていきなさい。
てか、泊まんなかったら殺るよ。」
そこで大きなため息をつくコレット。
「だからいったのに…」
と、ため息とともにいいすてた。
「ちょちょちょちょ…ちょっとまって、俺、マジで泊まるとか…
しかも女子の家に…そんな…そんなこといいんですか!?」
古市がきらきらなめでコアに言うと。
「えぇ。大歓迎!いつでもいらっしゃい!!」
「…じゃあ、みんな泊まるってことで…寝る部屋は私の部屋広いから
みんなそこでいいよね?」
とコレットがみんなにいうと…
「おぉおおお!!しかも女子と同じ部屋で…ねるとは…いいねぇ!!!!」
古市がかなり舞い上がっているようだ…
そこで、雲雀がムスっとした顔で
「ちょっとまってよ。なんで僕はまだコレットと寝たことないのに
そこの男と同じ部屋で寝かせるの?」
「ほかにないからでしょ~!!もぉ…恭弥ってほんと…」
コレットはもう疲れているようだ。
男鹿はさっきからこの会話をきいてきになってることがあった。
さっきからコレットの姉が“恭弥”とか、しかもコレットも下の名前で呼び捨て。
なぜかこの雲雀恭弥ってやつもなんかコレットにべたべたしている。
そのことが気になっているようだ。
そこで、邦枝が
「お、男鹿は誰の隣に寝るの?」
顔を真っ赤にしてかなりの勇気を出して聞いているようだ。
「誰の隣って、誰でもいいよ。」
「え、じゃあ…その…」
そんな邦枝と男鹿の会話をきいてコレットが黙っているわけがない。
「え~!!!やっぱり男と女に少し間あけたほうがいいよねぇ~…」
ぐいっと二人の間に入り込むコレット。
コレットと邦枝の間では火花が散っていた。
「えええーーーいやだぁーー俺は女にはさまれて寝たいぃ~~!」
「ストレートな人だね。」
マルタがそんな古市に突っ込む。
ほかの人は古市があまりにもきもいので無視をした。
「ほら!でも、やっぱり少し間あいてても…誰かは異性の隣になるでしょ?」
邦枝が思いつきで言う。
「それじゃあ…そこの隣…男鹿に決まりだね。」
マルタがそういった瞬間古市と男鹿が一緒に「えぇ~~」と言った。
「なんで俺じゃなくて男鹿なんだよ!!」
「それは、決まってるじゃない。古市と隣になった人は罰ゲームのようなもの。
それに、私以外は男鹿と隣になったら幸せだろうね。」
最後のほうを小さい声でマルタが言う。
なんとか男鹿には聞こえてないようだ。
「そ、そうよ!!古市に何されるかわからないし!!ね、葵チャン!!」
「そうだよね!!男鹿だったら絶対何もしてこないしね!!」
コレットと邦枝は笑って言った。
一人だけ納得できない古市。男鹿をひどくにらみつける。
「じゃ、じゃあ、みんな男子の隣あまり好かないと思うから
私が隣に寝てあげる!!」
コレットが笑顔でマルタと邦枝に言うと、
コレットの家のドアがゆっくりと開く。
そのドアを開けた人とは…
「お、コレットお帰り~!!!って、うぉ!!友達いっぱいジャン!!
まぁ、入って入って!!」
コレットの姉、コアだ。
コレットはみんなを自分の部屋に案内する。
その部屋はまさに女の子らしいピンクの部屋だ。
「かわいい…」
マルタが周りをきょろきょろしてほほをピンクに染めていた。
「ふぁ~~~…コレットの香りがするぅ~~!!!」
古市がおもいっきり深呼吸をする。
「うざ市!!まじきもい!!」
コレットが自分のぬいぐるみを古市に投げて、見事命中。
勢いよく倒れる古市。
その倒れた瞬間階段を思いっきり駆け上ってくる音が聞こえた。
そして…
ばんっ!!
「コレット!!!大丈夫か!!!!」
なんと金髪の下まつ毛がかっこいい人が部屋に飛び込んできた。
「…兄貴…は、引っ込んでろ!!!」
おもいっきりコレットが兄貴という人にけりをいれ、階段から転がって行った。
「いった、コレットちゃんは何人兄妹?」
「…5人…兄2人、姉1人、妹1人…でも一番上の兄は結婚してもう別な家で住んでる」
「ほ~…結構…ていうかかなり兄妹多いね…」
「もしかして、嫌がってたのってこれが理由?」
男鹿がコレットに聞く。
「30%はそうかな…まぁ、そのうちわかるから色々覚悟してな…」
それから、時がたち…7時になった。
「じゃあ、そろそろかえるね!」
「じゃあ、おれも~」
みんなが階段を降りて下にいくと…
「ちょっとまった、このまま返さないわよ。」
コレットの姉が玄関の前で立っていた。
そこで古市がみんなの前に立ちへらへらしゃべり始めた。
「いや~でも俺たちもう帰る時間なんですよ~」
「まぁまぁ、いいからいいからご飯食べていきなさいよ~!」
コアは笑顔でリビングにむりに全員連れ込んだ。
みんなそれぞれいすに座らせた。
「あ、でも…迷惑ですし…」
邦枝が席を立ちコアのほうを見てぺこっと礼をすると
「帰られるほうが迷惑。くってけや」
「は・・・はい」
恐ろしい…
コレットの隣に座っていた古市が
「コレットの姉ちゃん怖くないか?」
小さな声で聞いた。
「だからいったでしょ…たぶんこれだけじゃすまされないし…
ほかにお姉ちゃんか兄貴の友達も来ると思う」
そのとき、家のチャイムがなる。
「おっふ!!いまでまぁ~す!」
コアが玄関に向かって行った。
「ご飯おいしい」
一人もくもく食べるマルタに対して、
ほかの3人は呆然としている。
「おいおいおい…コレット、これどうなってんだ?」
男鹿が箸をとめてコレットに聞いてみる。
「だから、いったでしょ…どうなっても知らないよ。
文句も聞かないよ…」
もういやになっているコレットの表情。
さっきチャイムを鳴らした人が家に入ってきてリビングに来た。
「あ」
コレットがその人の顔をみて驚く。
「やぁ、コレット…ずいぶんと大胆なまねをしてくれるね」
そこには黒髪のさらさらで足が長く美形の男が立っていた。
マルタと邦枝が少し頬を赤くする。
「…大胆って…なにかしたっけ?」
「今してる。」
男が即答してきた。
「なにをしてるというの…」
ちょっぴりあきれた口調のコレット。
それに対してとてもえらそうな男。
「男二人連れ込んで、なにするつもり?」
「連れ込んでって、結構いやらしい言い方するね…
みんなが行きたいっていったのよ私の家に。しかも女子だっているじゃない。」
「…ほぅ…」
ちょっとムッとなる男。
古市はその男の顔をみてハっとする。
この男の顔に見覚えがある。
たしか…
「生徒会長の雲雀恭弥先輩?」
古市の言葉にその男がうなずく。
生徒会長なのにまったくもってきずかなかった古市以外の3人。
ドンだけ影が薄いんだか…
「恭弥ぁ~!今日ね、今日ね~私が料理つくったのぉ~♥食べてくれるぅ?」
コアが雲雀にちやほやしはじめる。
「もう家ですましてきた。」
「ぁ~ん…どうしてぇ~…じゃあ、今度またつくってあげる♥」
コアが雲雀の腕にしがみつく。
それにまったく動じない雲雀。
「で、あんたたちは今日どこで寝るの?」
コアの態度ががらりとかわり、コレットの友達に話しかける。
「え?いや、ご飯いただいたら帰りますよ。」
邦枝が丁寧に礼をすると…
「だ・め!!せっかくきたんだから帰っちゃだめ。みんな泊まっていきなさい。
てか、泊まんなかったら殺るよ。」
そこで大きなため息をつくコレット。
「だからいったのに…」
と、ため息とともにいいすてた。
「ちょちょちょちょ…ちょっとまって、俺、マジで泊まるとか…
しかも女子の家に…そんな…そんなこといいんですか!?」
古市がきらきらなめでコアに言うと。
「えぇ。大歓迎!いつでもいらっしゃい!!」
「…じゃあ、みんな泊まるってことで…寝る部屋は私の部屋広いから
みんなそこでいいよね?」
とコレットがみんなにいうと…
「おぉおおお!!しかも女子と同じ部屋で…ねるとは…いいねぇ!!!!」
古市がかなり舞い上がっているようだ…
そこで、雲雀がムスっとした顔で
「ちょっとまってよ。なんで僕はまだコレットと寝たことないのに
そこの男と同じ部屋で寝かせるの?」
「ほかにないからでしょ~!!もぉ…恭弥ってほんと…」
コレットはもう疲れているようだ。
男鹿はさっきからこの会話をきいてきになってることがあった。
さっきからコレットの姉が“恭弥”とか、しかもコレットも下の名前で呼び捨て。
なぜかこの雲雀恭弥ってやつもなんかコレットにべたべたしている。
そのことが気になっているようだ。
そこで、邦枝が
「お、男鹿は誰の隣に寝るの?」
顔を真っ赤にしてかなりの勇気を出して聞いているようだ。
「誰の隣って、誰でもいいよ。」
「え、じゃあ…その…」
そんな邦枝と男鹿の会話をきいてコレットが黙っているわけがない。
「え~!!!やっぱり男と女に少し間あけたほうがいいよねぇ~…」
ぐいっと二人の間に入り込むコレット。
コレットと邦枝の間では火花が散っていた。
「えええーーーいやだぁーー俺は女にはさまれて寝たいぃ~~!」
「ストレートな人だね。」
マルタがそんな古市に突っ込む。
ほかの人は古市があまりにもきもいので無視をした。
「ほら!でも、やっぱり少し間あいてても…誰かは異性の隣になるでしょ?」
邦枝が思いつきで言う。
「それじゃあ…そこの隣…男鹿に決まりだね。」
マルタがそういった瞬間古市と男鹿が一緒に「えぇ~~」と言った。
「なんで俺じゃなくて男鹿なんだよ!!」
「それは、決まってるじゃない。古市と隣になった人は罰ゲームのようなもの。
それに、私以外は男鹿と隣になったら幸せだろうね。」
最後のほうを小さい声でマルタが言う。
なんとか男鹿には聞こえてないようだ。
「そ、そうよ!!古市に何されるかわからないし!!ね、葵チャン!!」
「そうだよね!!男鹿だったら絶対何もしてこないしね!!」
コレットと邦枝は笑って言った。
一人だけ納得できない古市。男鹿をひどくにらみつける。
「じゃ、じゃあ、みんな男子の隣あまり好かないと思うから
私が隣に寝てあげる!!」
コレットが笑顔でマルタと邦枝に言うと、