愛と友の修羅場 9
「ふぅ~!!ついたついた!!」
今日から待ちに待った修学旅行!!
今はもうアルタミラについたようだ。
「最初はどこまわるー?」
コレットがマルタの顔を覗き込みながら聞く。
そんなマルタの目線はずっと誰かを見つめていた。
「…マルタ?」
はっとマルタはコレットに気がつく。
そのままコレットを無視して先に歩き始めた。
「マルタ…どうしたのかな?」
コレットもそのままマルタを追いかけていこうとして、歩き始めたときだ!
「今日は俺と二人で海にでも行って遊ぼう♥」
なんかみたことある顔…よーくみると流星だ。
「わぁ!流星!!いや、みんなで海行くのはいいんだけど…マルタがどっかいっちゃたの…」
「いや、“みんなで”じゃなくて“二人で”なんだけど…」
流星の言葉をすんなり流すコレットは男鹿と古市を見つけてそのまま
走って二人のところへ行ってしまった。
「まったく…鈍い女だね~なおさら萌えちゃうよ♥」
「あ!コレットー!!一緒に海いこー!!」
最初に話しかけたのは古市のほうだ。
その古市の隣に男鹿、その隣にはマルタがいた。
「あ!!マルタ!!もぉ、どっかいっちゃったから心配したんだよ!!」
またコレットはすんなり古市の話を流す。
「…海…私…水着…嫌…」
そのままマルタは男鹿の影に隠れるように腕をつかむ。
(!!?ま、マルタが男鹿にくっついた!?いやだぁ!!ありえない!!)
コレットの頭はそればかりだ。
そのことはおいといて、なぜマルタが水着が嫌なのかわからなかった。
でも、そのことを聞いていいのかだめなのか…よくわからない。
「じゃあ、マルタが海行きたくないなら…いかなくていいよ!!」
コレットが一生懸命笑顔で言う。
実際コレットはこの海を楽しみにしていたからだ。
「え゛ぇええぇえええ!!!!」
古市がいきなり大声をだす。
「何だよ古市…いきなりへんな声だすなよ…」
隣にいた男鹿があきれて古市を見る。
「だってだって!!ビキニ楽しみにしてたのにぃ~…」
古市が両手を前にしてかなり泣き叫ぶ。
「しょうがないでしょー!マルタが嫌がってるんだから!!」
「そんなこといわれてもぉー…」
「なんで海いきたくねぇんだ?」
男鹿がストレートにマルタに聞いてしまった。
その瞬間コレットは固まった。
もしかして、理由が…ビキニが嫌!とかだったら…
そんなこと考えるとひやひやしてきた。
「だって…」
どんどん泣き目になってくるマルタ。
男鹿はそんなマルタにまったくきがつかない。
「海には好きな人がいるんですもの…」
マルタの頬はピンクに染まっていた。
「へ…?どうしているって…わかるの?」
コレットは少しほっとしたが別に驚く。
「だって…好きな人、海いくって言ってたし…」
「え?同じクラス?」
コレットの質問にコクリとマルタはうなずく。
「おおおーーー!!じゃあ、いいじゃない!!好きな人に大胆な水着でもみせて、
ハートを狙いうちしなさいよぉーん!!」
やさしくマルタの肩をたたくコレット。
マルタの顔はもう真っ赤で誰にもみせられなくて下を向いている。
「ははーん。お前も好きな奴いんのか~。精々がんばれよ。」
ポンっとマルタの頭をたたく男鹿。
コレットは少し羨ましがっていた。
「じゃ、じゃあ!!海いこおおおおおおお!!」
古市がぴょんぴょん飛び跳ねていう。
「じゃあ、まずは部屋に荷物置いていこうね~☆」
そして、4人はホテルの部屋から出てきて海へむかった、
「やっぱ…無理!!恥ずかしい!!普通の服装ならいいけど…水着だなんて…
そんなの見せられないよ…」
マルタが泣き目になりながら下にしゃがみこむ。
「大丈夫!!絶対かわいいと思うよ!!勇気を出していこ?ね?」
コレットが優しくマルタに声をかける。
「絶対に大丈夫?」
「うん!!そんな可愛くないなんていう男にかぎって心の中で本当は
可愛いっておもってるんだから!!勇気だしていこう!」
そのままコレットはしゃがみこんでいたマルタを引っ張って海へつれていった。
コレットの瞳に映る景色はとてもきれいな海だ。
美しく青い。きれいなところだ。
「わぁー早く入りたいなー!!」
そういってコレットは裸足で砂浜を走り出した。
人はまだ少ししかきていないみたいだ。
「俺は着替えてこよーうへへ、ビキニ~ビキニ~♥」
古市はスキップして男子更衣室に向かった。
そのころ男鹿は砂浜を走っているコレットとマルタを見つめていた。
(コレットの姉貴に言ってしまったからな…コレットにも言ったほうがいいのか…?)
あのときのことで男鹿の頭の中がまわっていた。
「おーい!!男鹿―お前も早くこいよー」
古市に男鹿は呼ばれ、急いで更衣室に向かった。
「なぁ、男鹿…この修学旅行で告白するとかは考えてないのか?」
古市が着替えながら男鹿に聞いてくる。
「さぁな。古市は告って振られろ。」
「何!?俺はな、振られないぞ!!告白するなら大橋で告白して相手をメロメロにしてやる!!」
「お前には無理だろ」
男鹿は鼻で笑いながら言う。
「告白する勇気もない奴にいわれたくねぇよ!!」
「いっただろ?俺は実を育ててから告るって。」
「は、振られるの怖いだけだろ!!」
「うっせ!!」
男鹿は古市をグーで殴る。
そのまま古市は地面に突き刺さる。
「いってぇ!!今から海入るのになんてことしれくれるんだ!!」
「永遠に眠ってろ。」
男鹿は古市の突き刺さしたまま更衣室を出て行った。
「男鹿…」
男鹿が告白しない理由がなんとなく古市はわかったきがする…。
(俺のせいか…?)
古市が更衣室を出たときにはもう男鹿とコレットとマルタは海に入っていた。
「ほー…やっぱコレットはボン!きゅぅ!ボン!だったな!!」
古市はそういいながら海に走って入っていく。
「あ!古市!!遅いよー」
コレットが大きく手を振る。
「ごめんごめん!ちょっと突き刺さってて!!」
いつものことのように古市は笑顔で言う。
「アハハ!!気をつけなよ~!」
4人は楽しく海で遊び…夜になった…
「男鹿…お前…」
今現在…古市と男鹿はホテルの屋上で二人っきだ。
「なんだよ、こんなところで。」
「お前、最近喧嘩しないいいやつになったな。
理由でもあるのか?」
「古市には関係ねぇよ…」
男鹿は下を向いて言う。
目をあわせてくれない。
「関係なくない。俺はお前の親友だ、悩みがあんなら言えよ!!」
古市が男鹿を怒鳴りつける。
こんな古市ははじめてみる。
「な、なんだよ。突然でけぇ声だしやがって…」
「いってくれよ…」
「…しょうがねぇ…教えてやるよ。」
少しした沈黙のあとに男鹿が答えた。
「好きな奴に喧嘩すんなっていわれたんだ。はっきりいわれたわけじゃねぇ…
遠まわしに言われたきがしてな…。」
「どんな…感じで?」
「あぁ…たしかな、『喧嘩する男鹿なんて好きじゃない』とか、中学時代んときいわれてな」
そっか、と古市は男鹿に言う。
男鹿は殴りあいをしたくても、好きな人のためにしない。
いいやつなんだな…と古市は思った。
「今日の夜…待ってるよ。大橋の上で…あいつが。」
「は…?」
古市の言葉に驚く男鹿。
「もしや…俺の好きな…奴?」
「そうだ。いけよ。まってるから。」
今日から待ちに待った修学旅行!!
今はもうアルタミラについたようだ。
「最初はどこまわるー?」
コレットがマルタの顔を覗き込みながら聞く。
そんなマルタの目線はずっと誰かを見つめていた。
「…マルタ?」
はっとマルタはコレットに気がつく。
そのままコレットを無視して先に歩き始めた。
「マルタ…どうしたのかな?」
コレットもそのままマルタを追いかけていこうとして、歩き始めたときだ!
「今日は俺と二人で海にでも行って遊ぼう♥」
なんかみたことある顔…よーくみると流星だ。
「わぁ!流星!!いや、みんなで海行くのはいいんだけど…マルタがどっかいっちゃたの…」
「いや、“みんなで”じゃなくて“二人で”なんだけど…」
流星の言葉をすんなり流すコレットは男鹿と古市を見つけてそのまま
走って二人のところへ行ってしまった。
「まったく…鈍い女だね~なおさら萌えちゃうよ♥」
「あ!コレットー!!一緒に海いこー!!」
最初に話しかけたのは古市のほうだ。
その古市の隣に男鹿、その隣にはマルタがいた。
「あ!!マルタ!!もぉ、どっかいっちゃったから心配したんだよ!!」
またコレットはすんなり古市の話を流す。
「…海…私…水着…嫌…」
そのままマルタは男鹿の影に隠れるように腕をつかむ。
(!!?ま、マルタが男鹿にくっついた!?いやだぁ!!ありえない!!)
コレットの頭はそればかりだ。
そのことはおいといて、なぜマルタが水着が嫌なのかわからなかった。
でも、そのことを聞いていいのかだめなのか…よくわからない。
「じゃあ、マルタが海行きたくないなら…いかなくていいよ!!」
コレットが一生懸命笑顔で言う。
実際コレットはこの海を楽しみにしていたからだ。
「え゛ぇええぇえええ!!!!」
古市がいきなり大声をだす。
「何だよ古市…いきなりへんな声だすなよ…」
隣にいた男鹿があきれて古市を見る。
「だってだって!!ビキニ楽しみにしてたのにぃ~…」
古市が両手を前にしてかなり泣き叫ぶ。
「しょうがないでしょー!マルタが嫌がってるんだから!!」
「そんなこといわれてもぉー…」
「なんで海いきたくねぇんだ?」
男鹿がストレートにマルタに聞いてしまった。
その瞬間コレットは固まった。
もしかして、理由が…ビキニが嫌!とかだったら…
そんなこと考えるとひやひやしてきた。
「だって…」
どんどん泣き目になってくるマルタ。
男鹿はそんなマルタにまったくきがつかない。
「海には好きな人がいるんですもの…」
マルタの頬はピンクに染まっていた。
「へ…?どうしているって…わかるの?」
コレットは少しほっとしたが別に驚く。
「だって…好きな人、海いくって言ってたし…」
「え?同じクラス?」
コレットの質問にコクリとマルタはうなずく。
「おおおーーー!!じゃあ、いいじゃない!!好きな人に大胆な水着でもみせて、
ハートを狙いうちしなさいよぉーん!!」
やさしくマルタの肩をたたくコレット。
マルタの顔はもう真っ赤で誰にもみせられなくて下を向いている。
「ははーん。お前も好きな奴いんのか~。精々がんばれよ。」
ポンっとマルタの頭をたたく男鹿。
コレットは少し羨ましがっていた。
「じゃ、じゃあ!!海いこおおおおおおお!!」
古市がぴょんぴょん飛び跳ねていう。
「じゃあ、まずは部屋に荷物置いていこうね~☆」
そして、4人はホテルの部屋から出てきて海へむかった、
「やっぱ…無理!!恥ずかしい!!普通の服装ならいいけど…水着だなんて…
そんなの見せられないよ…」
マルタが泣き目になりながら下にしゃがみこむ。
「大丈夫!!絶対かわいいと思うよ!!勇気を出していこ?ね?」
コレットが優しくマルタに声をかける。
「絶対に大丈夫?」
「うん!!そんな可愛くないなんていう男にかぎって心の中で本当は
可愛いっておもってるんだから!!勇気だしていこう!」
そのままコレットはしゃがみこんでいたマルタを引っ張って海へつれていった。
コレットの瞳に映る景色はとてもきれいな海だ。
美しく青い。きれいなところだ。
「わぁー早く入りたいなー!!」
そういってコレットは裸足で砂浜を走り出した。
人はまだ少ししかきていないみたいだ。
「俺は着替えてこよーうへへ、ビキニ~ビキニ~♥」
古市はスキップして男子更衣室に向かった。
そのころ男鹿は砂浜を走っているコレットとマルタを見つめていた。
(コレットの姉貴に言ってしまったからな…コレットにも言ったほうがいいのか…?)
あのときのことで男鹿の頭の中がまわっていた。
「おーい!!男鹿―お前も早くこいよー」
古市に男鹿は呼ばれ、急いで更衣室に向かった。
「なぁ、男鹿…この修学旅行で告白するとかは考えてないのか?」
古市が着替えながら男鹿に聞いてくる。
「さぁな。古市は告って振られろ。」
「何!?俺はな、振られないぞ!!告白するなら大橋で告白して相手をメロメロにしてやる!!」
「お前には無理だろ」
男鹿は鼻で笑いながら言う。
「告白する勇気もない奴にいわれたくねぇよ!!」
「いっただろ?俺は実を育ててから告るって。」
「は、振られるの怖いだけだろ!!」
「うっせ!!」
男鹿は古市をグーで殴る。
そのまま古市は地面に突き刺さる。
「いってぇ!!今から海入るのになんてことしれくれるんだ!!」
「永遠に眠ってろ。」
男鹿は古市の突き刺さしたまま更衣室を出て行った。
「男鹿…」
男鹿が告白しない理由がなんとなく古市はわかったきがする…。
(俺のせいか…?)
古市が更衣室を出たときにはもう男鹿とコレットとマルタは海に入っていた。
「ほー…やっぱコレットはボン!きゅぅ!ボン!だったな!!」
古市はそういいながら海に走って入っていく。
「あ!古市!!遅いよー」
コレットが大きく手を振る。
「ごめんごめん!ちょっと突き刺さってて!!」
いつものことのように古市は笑顔で言う。
「アハハ!!気をつけなよ~!」
4人は楽しく海で遊び…夜になった…
「男鹿…お前…」
今現在…古市と男鹿はホテルの屋上で二人っきだ。
「なんだよ、こんなところで。」
「お前、最近喧嘩しないいいやつになったな。
理由でもあるのか?」
「古市には関係ねぇよ…」
男鹿は下を向いて言う。
目をあわせてくれない。
「関係なくない。俺はお前の親友だ、悩みがあんなら言えよ!!」
古市が男鹿を怒鳴りつける。
こんな古市ははじめてみる。
「な、なんだよ。突然でけぇ声だしやがって…」
「いってくれよ…」
「…しょうがねぇ…教えてやるよ。」
少しした沈黙のあとに男鹿が答えた。
「好きな奴に喧嘩すんなっていわれたんだ。はっきりいわれたわけじゃねぇ…
遠まわしに言われたきがしてな…。」
「どんな…感じで?」
「あぁ…たしかな、『喧嘩する男鹿なんて好きじゃない』とか、中学時代んときいわれてな」
そっか、と古市は男鹿に言う。
男鹿は殴りあいをしたくても、好きな人のためにしない。
いいやつなんだな…と古市は思った。
「今日の夜…待ってるよ。大橋の上で…あいつが。」
「は…?」
古市の言葉に驚く男鹿。
「もしや…俺の好きな…奴?」
「そうだ。いけよ。まってるから。」