二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ザ・オークション ~勝ち抜きトーナメント~

INDEX|1ページ/1ページ|

 

「特別番組 ザ・オークション 司会のショーターです。
 この勝ち抜きトーナメント式のオークションのルールは、
 バナナフィッシュのキャラクターが自分が使用した物を
 オークションにかけることです。
 
 購入希望されるお客様は希望価格を1回だけ発表し、最高値をだした
 お客様が商品を獲得できます。
 尚、勝ち抜きですので、バナナの各キャラクターが次々自分の持ち物を
 出品し、より高い方が勝者とします。」

会場は最高に盛り上がっている。それぞれお目当ての品があるらしい。

アッシュと英二は舞台裏から会場をのぞきこむ。

「アッシュ、すごい熱気だね・・・僕の商品いくらになるかな?」

「英二、値打ちのでそうな商品を持ってきたか?
 客はかなりマニアだぞ。」

「うーん・・・」


いよいよ勝ち抜きトーナメントがはじまった。

「では皆様、お待たせしました。トーナメントの順番は
 くじ引きで決定しております。
 トップバッターは・・・奥村英二様!」

「は・・・はい!僕です・・・。」

「では商品を出して下さい。」

「はい、僕は『少年サンデーの最新号』を持ってきました。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 価格発表できるのは1回だけですよ!」

一斉に価格が発表された。

「最高価格は・・・シン様!500円で決定です。
 シン様の購入理由は、『最新号の少年サンデーをまだ
 読んでいないから』との事です。
 ではこの500円の少年サンデー最新号を基準に次の
 オークションを勝ち抜き式で行います。」


次のオークション発表者はブランカだった。

「ではブランカ様、商品を発表して下さい。」

「ええ、私は愛読書ヘミングウェイの
 『ISLAND IN THE STREAM 』を持ってきました。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 最高価格は・・・ジェシカ様!3000円で決定です。

 ジェシカ様の購入理由は「イケメンだから」との事。
 どうやらブランカ様の隠れファンのようです。
 勝ち抜き戦の勝者はブランカ様です。」

次のオークション発表者は月龍だった。

「では月龍様、商品を発表して下さい。」

「ええ、私は奥村英二君を刺した『針』を持ってきました。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 最高価格は・・・伊部俊一様!10,000円で決定です。
少々マニアックな品ですが、伊部様は大事な英ちゃんが
 もう針でさされないようにという親心からお買い上げ決定です。
 勝者は月龍様です。」

次のオークション発表者は伊部だった。

「では伊部様、商品を発表して下さい。」

「ええ、私は高校時代の奥村英二君を撮影し、受賞した
 『キャノンのポスター』を持ってきました。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 最高価格は・・・アッシュ様!100,000円で決定です。
アッシュ様はこのポスターをどうしても見たかったのと
 他の人に見せるのがおしいという事でお買い上げ決定です。
 勝者は伊部様です。」


少しずつ価格が上がってきた。
会場はますます盛り上がる。


次のオークション発表者はシンだった。

「ではシン様、商品を発表して下さい。」

「俺は自分の攻撃用武器の『飛竜牙』を持ってきたよ。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 最高価格は・・・月龍様!500,000円で決定です。
さすが若様、お金持ち!購入理由は「別に。退屈しのぎだよ。」
 とか言ってますが、裏情報によると月龍様はシンの隠れファンだ
 そうです。勝者はシン様です。」


次のオークション発表者はアッシュだった。

「ではアッシュ様、商品を発表して下さい。」

「ああ、俺は愛用している『眼鏡』を持ってきたぜ。」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 最高価格は・・・ゴルツィネ様!3,000,000円で決定です。
さすがゴルツィネ様!アッシュの為なら金を惜しみません。
 購入理由は「ワシのコレクションのはく製にかけるから」という事。
 恐ろしい・・・一体はく製は何体あるのでしょうか?
 おっと白い手袋をはめた側近たちが現れて、ヒノキの化粧箱に
 眼鏡を入れて持ち帰りました。かなり手慣れた様子です。
 勝者はゴルツィネ様です。」


さすがに3,000,000円を超える品物はないと誰もが
思った。そして最後のオークション発表者はマックスだった。

「おっさんが?何を出品すんだよ?」

「マックスは何か企んでるんだよ。
 だって顔が自信満々じゃないか。」


「さて、マックス様、最後になりますが 商品を発表して下さい。」

「俺はアッシュが着用した『ナース服』を持ってきたよ。
 まだ洗濯すらしていないぜ!!」

「購入希望者は価格を発表して下さい!
 おおっと、購入希望者が世界中から殺到しています!
 恐らく過去最多数でしょう!
 価格も相当な金額になっているものと思われます!

 先ほどアッシュの眼鏡を落札したゴルツィネ様が悔しそうに見ています。
 そうなんです。落札者は次のオークションに参加できません。
 ゴルツィネ様、闇の力を使おうとどこかに連絡し始めましたが、
 間に合うのでしょうか?
 そして、あぁ・・・全くコンピューターが反応いたしません!」


ようやくコンピューター画面に表示された文字は・・・



『アッシュ着用ナース服、ザ・プライスレス』


「コンピューターが計算を放棄いたしました!よって棄権とみなします!
 最高価格はアッシュ様ご愛用の眼鏡になりますので、
 『ザ・オークション 勝ち抜きトーナメント』の優勝者は
 アッシュ様です!!」

★おしまい★