瞳に映る天使
「あいつ、俺のこと“ノーコン”とか言うんだぜ!?」
「はいはい。」
「ったく。後輩のくせに生意気でさァ。」
「でも、榛名の球とれるんだろ?ならいいじゃん。」
「確かに、俺の球とれるようになったけど…。」
「けど?」
「ちょっと、サイン無視したら怒るんだぜ?」
「そりゃ、怒るよ。」
「まぁ、アイツは頑張り屋の真面目ヤローだからコース外してもちゃんと取ってくれるんだよな!」
「よかったじゃん。」
「おぅっ!それでな。こないだ、アイツの飲みかけの水を飲んだらさァ…。((2828」
「ニヤニヤすんなよ、気持ち悪い。で?どうしたの?」
「普通だったら平然とするか怒るかの二択だよな?でも、アイツは顔真っ赤にさせて照れてんだぜ!?ぜってぇ、間接キスしたとか思ってるよな!」
「そんなこと知らないよ。」
「昨日なんかな、頭撫でて褒めてやったらめっちゃ喜ぶんだぜ!?」
「あー、はいはい。可愛いね。」
「そーなんだよな!これが、いわゆるツンデレってやつd((ry」
榛名の言う“タカヤ”が果たして本当の“タカヤ”なのだろうか…。
聞いてて呆れるよ。
「聞いてんのかよ秋丸っ!」
「あっ…あぁ。聞いてるよ。」
「んでっ!タカヤってばな((ry」
「ハハハッ。榛名の瞳にはどんな風に“タカヤ”が映ってるんだよ。」
「あー…そりゃ、天使みたいな?つか笑うなっ!!!!」