THW小説7.7 番外編 ~土用の丑の日~
個人の妄想です。
実在する人物,出来事とは直接関係するものではありません。
むしろもう全く別物と考えてください。捏造・・かな?w
苦情は受け付けたくありません。各個人の自己責任にて,お願いします。
以下の設定項目が耐えられない方は,読まない方が賢明です。
☆実際にあった出来事を元に,実在の人物らしき人たちがなにやらやっている。
☆腐ギャグ。
大丈夫な方のみ,どうぞ。
〜土用の丑の日〜
突貫作戦を数時間後に控えた,ある夏の日。
俺が何気なく食堂を覗くと,
「ふんふんふーん♪」
と,超ご機嫌の蒼矢が居た。
「何やってんだ?」
「あ,兄貴♪俺,これから飯喰うからw」
ふーん,そう言えば腹減ったな,と思いながら,蒼矢が持ってる物を覗き込む。
「鰻丼?」
ふわん,といい香りがただよってくる。
「そ♪今日,土用の丑の日だろ?こーゆーのは縁起モン,縁起モン♪」
「へー。いいなー。俺も腹減った,ちょっとくれよ。」
「だーめー!」
蒼矢が,ひょい,と鰻丼を俺から遠ざけた,その瞬間。
「「あっ!!」」
鰻丼は,無常にも半回転し,床へと落ちていった…
ベショッ。
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
食堂に響き渡る蒼矢の声。
「ひゃっはっはっはっはっは!!」
腹を抱えて笑う俺ww
「なになに?」
「どうしたの?何事?」
なんだなんだ,とギャラリーも集まってきた。
そして,一通り,俺が笑い終えて蒼矢を見ると…
眼が,死んでいる。
そして,何かぶつぶつと言っている。
「鰻を…兄貴の……に…こうして…こう…」
「ちょwww」
ヤバい。これはよからぬことを妄想して,現実逃避しているようだ。
「そ…そうだ!なぁ,皆,今日何喰おうとしてた!?」
「わたくし,カレーですけど…」
み〜隊長が言う。
「肉じゃがw」
遊特隊から遊びに来ていた暁。
「海鮮鍋www」
あかりんだけ,何故かとんでもなく豪華だw
だが…
「皆,鰻関係ないじゃん!!なぁ,皆でこれから鰻丼作ろうぜ!こういうのは縁起モンだし!!」
俺も蒼矢に負けず劣らず,縁起モノが大好きだ。
そんな俺の提案に,いの一番にめいみんがのる。
「そうですわ♪日本の伝統文化はヤら…じゃなかった,崇高なものですもの♪」
なんか違う理由が隠れている気がしたのは俺だけだろうか。
「よし!今から鰻確保だああああああ!!!」
「作戦前に精力つきますわね♪」
「おーー!!!」
と,言うわけで,ぶつぶつアッチの世界にイっている蒼矢を引っ張り,
俺達は,東京の夕暮れの空の下へ飛び出した。
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―― 一時間後。
「結構,手に入ったわねー♪」
満足気に,めいみんがクーラーボックスを覗き込む。
中には,うねうねうね…と所狭しとうごめく鰻でいっぱいだった。
「これなら,隊員全員分,作れますわね♪」
み〜隊長が満足げに微笑む。
「よし,んじゃーとりあえず,鰻さばこうぜー」
俺が,鰻をつかもうとすると…
つるんっ!
にゅるんっ!!
「うわっ,わー…」
上手く,掴めない。
「あおかたん,鰻に遊ばれてるずw」
「もー,海鮮鍋なんてつついてないで,あかりん手伝ってよw」
わーわー大騒ぎをしている俺の手が,いきなりガシッとつかまれた。
「え?」
顔をあげると,そこには目がきゅぴーんとなった蒼矢が居て…
「鰻…ぬるぬる…兄貴…」
「は?」
完全に,イっている。
「ちょっと,これ,もらうから。」
そう言って,蒼矢は反対の手で鰻数匹をこともなく掴み,
そのままズルズルと俺を引っ張っていく。
「ちょ…!おま…待てって!! これから鰻丼喰うんだろ!?」
「ぬるぬる…兄貴…ぐふふふふふ」
蒼矢はいやーな笑いをしながら,俺のことなんかおかまいなしに部屋へと引っ張っていく。
「誰か…!たすけ…!!」
俺のその声は,口に突っ込まれた鰻のせいで,誰にも届かなかった…
…カメラを構えた,暁を除いて。
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…変態兄弟が食堂を去って,小一時間。
食堂では賑やかに鰻丼パーティーが繰り広げられていた。
「これで精力つけて,今夜も私たちの勝利ですわね♪」
み〜隊長が,自ら淹れて皆にふるまった玉露をすすりながら言う。
「あおかたんとあやたん,どこいったのかな?」
あかりんが,無邪気に問う。
「うふふ♪日本の伝統文化はやっぱりイヤらしいですわ♪」
めいみんが,にっこりと微笑む。
「にゃ??」
「いいえ,何でもないですわ♪」
めいみんは,何事もなかったかのように,鰻丼を口へと運ぶ。
心の中で,暁のビデオを楽しみにしながらw
俺は,というと――――
変態な弟の餌食になり,
鰻と小一時間遊ばされ
散々喚かされた後に…
「なぁ,兄貴。食べ物を粗末にしてはイカンよね?」
という弟の一言で
遊んでた鰻を食わされるという
とんでもないプレイをされていた…
その内容は,御想像におまかせする。
つか,思い出したくもない…。
そんな,攻特隊の土用の丑の日のひとコマw
2011.07.21 土用の丑の日にて
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あとがき。
いやね,18禁にするつもりでしたw
が,皆でワイワイやってた方が楽しかったんですw
発端は蒼矢たんのひとことです。
ありがとうございましたw
スピンオフ的にめいみんの日記にも
空白の時間の描写がありますので,
良かったらそちらもどうぞwwwww
なぜかそっちの方が投稿早いのは気のせいww
すらっと安産な
攻特隊のひとコマでしたww
作品名:THW小説7.7 番外編 ~土用の丑の日~ 作家名:碧風 -aoka-