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刹那 甘露
刹那 甘露
novelistID. 28816
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デートですって???

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埼玉は女の子である。
そして、モテる。
不思議なくらいに・・・・。
さて、ここで問題がある。
モテるということは、それだけの被害があるということだ。
この場合、埼玉はストーカー被害にあっている。
いつも誰かに見られているような気分で仕方がない。
そしてもう一つ、被害にあっているものがある。
女の子たちの嫉妬である。
驚くことに埼玉に恋してしまった中にイケメンがいるのだ。
さあ、このイケメンに恋している少女たちはもちろん埼玉が憎く、いじめというわけではないのだが何とも居心地が悪い思いをしていた。
そんな彼女も、好きな人がいる。
その人と近いうちに会うことになっているのだが・・・・、この再会が他のメンバーたちにショックを与えるのだが・・・まだ当人たちは気づかない。












一週間前

「新島さ~ん!!!」
埼玉の元気な声が聞こえる。
新島はゆっくり振り返り、後ろで息を整えている埼玉を見る。
「あ~ら~、埼玉ちゃん!どうしたの?」
新島の言葉にビクッとしつつ埼玉は新島の近づいて顔を真っ赤にさけながら小声で言った。
「あの、実は服を選んでいただきたくて・・・・・。」
その、初々しい反応に勘のいい新島は埼玉の顔が真っ赤な理由を正確に理解した。
「あ~ら~、もしかしてデート?」
「新島さん!シッ!!誰かに聞かれたらどうするんですか?」
「あ~ら~、ごめんなさい。その反応はあっているのかしら?」
埼玉はより顔を真っ赤にさせて小さくコクンとうなずいた。
その何とも可愛らしい反応に、新島は微笑んだ。
「さあ~、こうしちゃいられないわ!そうと決まればさっそくレッツゴーよ!」
と言われ埼玉は右腕をつかまれ引きずられるようにして連れ去られた。
さて、ここでそんな埼玉と新島の会話を聞いていた二人組がいる。
宇都宮餃子が誇りな栃木と、負けず嫌いな茨木である。
この二人は最初から埼玉の話を聞いていた。 そう、「最初から」だ。
最初に口を開いたのは栃木だった。
「おい、ヤバくね?」
「ああ、どうする?探るか?」
「いや、待て!こうゆうことは、まずほかのメンバーにも言うことだ!」
「なぜだ?」
「いいか、まず変な行動を俺たちがしてみろ!変な疑いをかけられ挙句の果てには、俺たちに鬱憤が回ってきてもいいのか?」
「なるほど!そうと決まったら早速行こうぜ!」
「ああ。」
こうして、二人は埼玉のことが好きな皆様に今さっき起きいたことを話に行ったのでした。


       関東チーム会議室
ここには、深刻な顔をした男たちがいた。
右から茨木、栃木、群馬、千葉、神奈川、東京、大阪、京都でした。
このメンバーは、いきなりの集合に来ることができた人と、どうしようもないくらい埼玉が好きな人たちの集まりでした。
「で、なんでわいらあつまってんねん?」
「え、大阪そんなことも知らんで来とんと?なんでも、これから大変なことが起きるらしい・・・・ほら、見てみ!あいつらのあの顔!よほどのことがあるんと。」
「いや、京都。間違えちゃいない。確かに大変なことが起きている・・・・・。
 なのになんでお前ワインのんでんだ「なんでやねーん」おい、大阪ツッコミ遅いんだよ・・・・・」
「いや~、あいつらの迫力にのまっれとった!」
「あはは~。」
「うふふ~。」
「そんなことしてないで始めるぞ!東京さんがこっちを見てイライラしているし・・・・」
「おい、その話ほんとなのか!茨木栃木!」
「「はい、ホントです!!!」」
すると、今まで黙っていた関東メンバーは一斉にボードだの手帳を持ちボーペンを構え始めた。それを見た、大阪は
「なんや、ようやる警察のドラマの一部始終を見ているようやわ・・・・」
ツッコミにもなっていないことを言い、京都は
「みんな素早いの~」
だそうです。
それぐらいの行動をしていた皆さんはというと
(本当ならば、俺が埼玉の隣に居てここにはいないはずなのに・・・!)
だそうです。
「それで、現状は?」
神奈川の一言で始まった。
茨「え~と、埼玉は約一週間前新島と一緒に服を買う。そして、明日埼玉の上司によると休暇をもらっているらしい。(これ、東京情報)つまり・・・・・」
神「なるほど、明日の可能性が高いと?」
茨・栃「「大正解~!」」
大「でも、明日の予定なんて分からんとちゃうの?」
千「そんなのもんだったら、俺に任せろ!」
そういうとおもむろに携帯を取り出した千葉。そして、慣れた手つきで携帯を操作している。
千「あった!ええと、午前6時 埼玉起床。午前7時 朝食。 午前8時 自宅を出る。
  午前9時 待ち合わせ場所である、公園に着く。・・・・・・・・・まあ、9時に公園に行けばいいんじゃないですか?」
大「えっ、なんやねんその情報量!」
京「あれって、ストー「わかってるから岩なんで!」「その通りだよ!」「俺らだって止めたいけどできないんだ!」「だって」「俺たち」「「ベットタウンなんだから・・・」・・・・・・」
とうまい掛け合いで小声で言ってきた茨木と栃木。言葉の現実味が背景にかもし出される脳内ビジョンで表れている・・・・・・。
京都と大阪は思った。
(こいつらのおかげで、埼玉は無事なんだ……。)
東「でかしたぞ!千葉!よし、9時にここに居るメンバーは公園に行けよ。」
神「あれ、東京はいかないの?」
東「俺は明日上司に呼ばれてんだ。どうしても外せないんだと。」
神「それじゃしょうがないね。まあ、他のメンバーで見てくるから・・・終わったらおいでよ。」
東「ああ。」
栃木「それじゃあ、解散ということで・・・・・」


こうして、会議は幕を閉じたのであった。しかし、東京は浮かない顔のままであった・・。



翌日



昨日の会合メンバーがとある公園の茂みに隠れていた。
大「なあ、俺たちめっちゃ不審者やで?」
栃「そんなの、理解の上だよ・・・・」
茨「なあ、京都は?」
大「きっと寝坊ちゃうん?」
栃・茨「「ああ、なるほど!」」
千「シーっ!気づかれたらどうするんだよ!」
大「大丈夫やろ。だって、人っ子一人おらへんやん。」
そう、朝早いこともあってかあまり人はいない・・・・。