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【中身見本】special 総集編

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『Special 2』


「special 2」は全部で4章あります。
見本部分は3章の途中の部分の抜粋です。
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「えっ!ちょっと、ハリー……」
重ねた唇から、短い声を上げるドラコ。
ハリーはたまらず、衝動的に相手を床に下ろして、自分はその上に覆いかぶさった。
「まてよっ!僕の制服が汚れるし、しわになるじゃないか」
不満げな声なんかに、もうハリーは聞く耳など持ってはいない。

「いいから……。あとで埃なんか、いくらでも払ってあげるから……。―――ねっ!」
と相手の同意を待つことなく、また顔を寄せてくる。
音を立てて吸い付くと、そのたびのドラコのからだがハリーの下で小さく跳ねた。
深く舌を差し込み、ドラコの舌先を甘く噛む。
「――ううんっ…」
そっと舌を引っ込めると、逆にドラコのほうがそれを追いかけてきて、熱い互いの息が心地よくって、どうにかなっちゃいそうだ。

くちゅ……ちゅ……くちゃ……ちゅっ
あふれた唾液がほほを伝って、顎を濡らした。
ドラコは制服の襟が濡れるのを嫌がり、からだを仰け反らすようにして身動きする。
ハリーの舌先で、もはや弄ばれているというのに、相手は頑固で意地っ張りだ。
深く吸い付くと、ドラコの口から鼻に抜けるような声が漏れてくる。
「ああ……んっ。ハリー……」
ハリーのローブの背中をつかんですがりついた。

やがて立てたひざの足の力が抜けたのか、だらしなく開いて、その間に自分のからだを重ねて、ハリーは何度も何度も口付けをする。
ドラコは震えながら、それでもハリーの動きに夢中になって答えた。

昨日だって、もっとたくさんのキスをしたはずだった。
舐めあうように、何かを確認するように、挨拶するように、何度も口付けをした。
それはとても気持ちがいいものだった。
ドラコはハリーにキスされるのが、とても好きだったので、ずっとこうしてキスばかりをしていたいなと、昨夜は思ったほどだ。

―――だけど、今交わしているのは、そんな生易しいものではなかった。
ハリーはせっつくように、強く激しく合わさってこようとしている。
何か目的がはっきりとハリーにはあるようで、しかしそれがドラコには全く検討がつかなくて、ひどく戸惑っていた。

ハリーの息が早くなって、その動きには全く余裕がない。
口付けては離し、舌でそっとくちびるを舐めて愛撫して、またたまらないようにドラコの口の中に自分の舌を差し込んだ。
「や……。もぅ、イヤだ……。ハリー、離してくれ」

ドラコは性急なハリーの態度におびえ、舌の動きに意識が溶けてしまいそうで、怖くてしょうがなかった。
弱弱しく首を振って、自分の上の相手を必死で押し戻そうとする。
ハリーはその両手をやすやすとつかんで、フッと笑った。

「―――今さら、止められる訳ないじゃん」
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続きは同人誌にて。


作品名:【中身見本】special 総集編 作家名:sabure