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【中身見本】Undergrand

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2章……途中抜粋
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湧き上がってくるのは、いったい何の感情だろう?

分からないまま手を上着の中へと潜りこませ、シャツの上から胸元をまさぐると、ドラコのあごがクンと上にあがる。
震える睫毛を揺らして相手はささやくように訴えた。
「ハリー……、お願いだ。僕のネクタイを外して……」
甘くおねだりするようなことを言ってくる。

ごくりと唾を飲み込んで、あらためて相手を見た。
ドラコの顔が少し青ざめている。
「―――電車に酔ったの?」
こくりと相手はうなずいた。

「少しだけだ。襟元さえ緩めればなんとかなるから。そんなにひどくはないんだ」
はぁ…とハリーの耳元に、重たい悩ましげなため息を吹きかける。
心臓が倍速になるのを感じながら、ハリーはそっと、きっちりと締まったネクタイを外しにかかる。

するりと結び目を解き、それを肩に垂らす。
そしてそのまま、シャツのボタンを上から四つほど外すと、ドラコは緩んだ襟元に、満足そうに息を吐いた。
「ありがとう、ハリー……」
感謝の言葉にまたハリーはたまらなくなる。

揺さぶられる衝動のままに、ドラコのベルトのバックルに指をかけた。
そしてそのままグイッとシャツを上へと引っ張り上げて、ズボンからそのシャツのすそを引き出すと、すかさずその中へと指を這わす。
肉の薄い素肌を直接ハリーの指が滑っていく。

怪訝そうに見上げてくるドラコの柔らかい耳たぶに歯を立て、なめるように噛んだ。
「あっ……んんっ!」 
ドラコが抱かれた腕の中で跳ねる。
「いったい、何を……」
驚き逃げようとするからだを強く抱き寄せた。

「気分が悪いみたいだから、胃のところを撫でたらいいかなと思って」
にこにこと邪気のない笑みを浮かべたまま、当然そうな顔を作り答える。

ドラコはなぜ直接肌に触れて撫でられるのか分からないけれど、確かに手で胃のあたりをマッサージされると、幾分気分が楽になる。
ハリーの手は大きくて、体調の悪さで幾分冷えたからだには、その温かさが気持ちよかった。

ゆっくりと胸の中心あたりを撫でられ、時々少しだけそれがそれて、胸の突起部分に触れる。
「くぅ……んん………」
ドラコの息が一瞬詰まり、自分の思わず出した声に恥じて顔を赤らめてうつむいた。
「ポッター…、もういい。気分もよくなったし」
と、とても原因がそれではないことが分かる表情のまま、身をよじって相手から離れようとする。

「そんな、別にいいよ。遠慮しないで」
ハリーは心配げな表情で、余計やさしい仕草で胸を撫で、空いた片方の手で喉元に指を這わす。
「ノドのこのあたりも摩ったら、気持ちの悪いのも治まるでしょ?」
確かに撫でられると、気持ちの悪さも幾分治まってくる。
ゆったりと力を抜くと、ハリーに自分の背中を預けて寄りかかった。
無意識に相手に自分の頭をこすり付ける。
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続きは同人誌にて。
作品名:【中身見本】Undergrand 作家名:sabure