二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

妄想ノート

INDEX|1ページ/1ページ|

 
彼女は、目の前に死神もどきのようなやつが膝をかかえてイジイジしてるのを見かけ、ついつい親切心で声をかけてしまった。

「あの、そこは人がよく通るところなので違うところでイジイジしてください。」

・・・・・あまり、親切心が伝わる言い方ではなかったが。

しかし、この死神もどきに声をかけたのが全ての男性たちの悲劇のはじまりだった。


一週間後・・・・

スガタは、この時胸になんともいえない嫌な予感がした。同時刻、スガタよりも鈍いタクトも嫌な予感を感じていた。

「スガタ、なんか気のせいかもしれないけど、ここのところワコの様子がおかしくない?
なんか、ノートを見つめて一心不乱に何かを書いてるみたいだけど・・・。」

「あぁ、ワコはいつもの病気みたいなものだから、気にしなくても大丈夫だと思うが・・・。それより、最近この学校で急にカミングアウトする人が出てきた方が、僕は気になるけどな。」

スガタはワコが腐女子であることをしっていたので、ワコの悪い癖(自分たちをみて時々妄想すること・・・)はスルーしてたが、まるでワコの願望が現実化したように男だけのカップルが発生し始めたのが気になっていた。

「確かに・・・、僕なんて理事長が紫色の頭した人つれてきて、彼は僕の永遠のパートーナーでスィートマイハニーなんて時代遅れな紹介を朝会でされた時は、本当に吐き気と鳥肌がたったよ・・・。」

そう、タクトはその紫色の頭をした人が、自分たちを捨てた父親であることも見て分かったため、より一層その件に関しては嫌悪感まるだしであった。

「まぁ、僕もとっさに王の柱で二人を目の前から消したい衝動には駆られたけどな・・・。」

この二人以外にも、ベニオの親衛隊的存在の二人も「永遠の愛は近くに存在した!!」
と叫んで、手をつないでデートしてる姿(かなり見た目は・・・・)をみたり、奥様ことMrs.ワタナベの側近の一人であるタカシは「僕は奥様以上の、魅力ある男性に出会い心奪われました・・。プロフェッサー・シルバー、僕の愛をその広い胸で受け止めて下さい!!」と叫んで、中年のおっさん(←失礼な表現だが)にせまっていたり・・・・・

なんというか、あまり見た目美しくないカップルが大量に発生していた。

それも、なんというべきかタクト達は知らないがそれらは全て綺羅星十字団のメンバーであった・・・。



「ところで、タクトはこんな質問するのも可笑しいがノーマルだよな?」

スガタのいきなりの質問にタクトは一瞬ドキッとした・・・。

「当たり前だよ。スガタだってノーマルだろ?僕たちはお互いワコの事が好きなライバルだしね!」

タクトは、なにを当り前なことを聞くんだと思い笑ったが、なぜか顔はその時上手くわらえて無く切なそうな顔をしているようにスガタは見えた。

「タクト、僕たちはワコを間に挟んでしか会話もあまりしないし、行動も一緒にしない・・・。いままで気にしていたんだが、僕たちは綺羅星と戦いワコを守る同士でもあるから今後は今以上に親密にならないか?」

スガタは、違うことを話そうと思っていたのに言葉はまるでタクトを口説こうとしてる口調になっており動揺した。
しかし、それはタクトも同様でまるで台本がその場にあるかの様に

「僕も・・・、スガタの事はライバルだと思っているけどワコのこと関係なくスガタとは個人的にもっと仲良くなりたい・・・。」

と切なくつぶやいた・・・。
そして、まるでそうするのが自然の様に二人はお互いの肩に寄り添い放課後をすごした・・・。



それを、教室のドアから見ている二つの目・・・・。

「本当に、私が書いたような展開になった・・・。これってリアルスガタク!?
もう、今生きてて本当に幸せ~」

そうつぶやくのは、今二人の会話に登場したワコだった。

「このノートに名前と日時とシュチュエーションを書くとその通りに現実でおこるなんて・・・。ほんと人助けをよくする人にはご褒美がくるっていうけど、あの変な人に声をかけてよかった~!」

ことの発端は一週間前に助けた死神もどきからもらったノートであった。

死神もどきは、どうやら恋のキューピット(笑)だったらしいが、その恋のキューピット(笑)やらはノートに対象の人を書いて物語を作り恋心を発生させてくっけるのが役目らしいが、本人いわく「自分には文才が無いせいで、これまで成功したことが無いんですぅ・・・(泣)」と自己嫌悪におちいってたらしい。

相談するにも、同僚とは仕事期間中は話しかけちゃいけないらしく、声をかけたワコに今までの愚痴をこぼしつづけた。
そして、何を思ったのか「僕の代わりに恋のキューピット(笑)になって下さい!!」といってワコにそのノートを託して逃げてしまった・・・。

ワコは、頭のねじが飛んだ人と思ってたが渡されたノートが本物だったら面白いなと軽い気持ちでノートを受け取り、そこにあろうことか腐ったことを書いた・・・。

現実化したら面白いなと思って・・・。

そして、その後はご存じの通りノートの効力は本物で、さらにワコのかいた腐物語はかなり上手だった為・・・・男カップルが大量発生した。

そこに綺羅星にたいする仕返しが少し含まれていたのは、ワコの心の中の秘密だが・・・


そして、ワコはやっぱり腐女子として学校で一番の美少年ことタクトとスガタのカップルが見たいという欲求にかられた。

二人のことは恋愛対象として好きだが、やっぱり腐女子として美少年カップルがみたいという欲求には逆らえなかった・・・。

恋心を犠牲にしてでも見たいカップル・・・、よってワコは短期でくっつけるのではなく長期間にわたる恋愛物語を作った。

そして・・・


「タクトと一緒に風呂に入るからワコはジャガー達と遊んでもらえるかな?
男はやっぱり裸同士のつきあいがいちばんだからな。」

スガタ、タクトの細い腰を抱いてワコにけん制をかけるようにつぶやき、タクトは真っ赤な顔でスガタに反論していた。

「スガタ、なんで僕の腰をだくの?僕男なんだから恥ずかしいし、やめてよ」

目をうるませてそのセリフ!
スガタは鼻から赤い血が・・・・

ワコは、そんな二人を見て

「スガタク万歳!!」

とつぶやいてた。
作品名:妄想ノート 作家名:あすか