俺の心は何色?
俺達は、凄く暗い階段を降りた。そこには、菊丸さんがいた。
(向)「菊丸!」
(菊)「向日!みんな!」
菊丸は、不思議なバリアで守られていた。
(向)「くっそ!このバリアどうにかならないのか!」
(日)「びくともしませんね・・・・」
(一)「任せて・・・・」
(木)「一氏・・・?」
一氏さんは、不思議なバリアに触った。そうするとバリアがすぐに消えた。
(日)「すごい・・・」
(向)「サンキュー!一氏!」
(木)「よかった・・・」
(菊)「ありがとうみんな!ありがとう!」
(日)「良かったですね。まず、安全な所に行きましょう。」
(向)「いや、日吉・・・・安全な所じゃねぇ!」
(木)「えっ?」
(向)「ものすごく危険なところだ・・・」
(一)「危険ところ・・・?」
向日さんは、さっきの力で氷帝学園を映した。そこにはボロボロの跡部さんたちの姿があった。
(向)「俺たちだけでこんなに逃げていたら行けないと思う・・・」
(日)「しかし、向日さん・・・・」
(向)「危険なのは、わかっている!でも、俺は、ここまでする悪魔が許せない絶対に!俺は、俺は、この戦いを止めてみせる!」
(菊)「向日・・・」
(向)「俺だけでも行く・・・この戦いを終わらせないと・・・・このままだと絶対にダメな気がする。さっきこれからどうなるか見ようとしたら、真っ黒だった。これは、世界が真っ黒になることを言っているんだと思う。だからこの戦いを止めて、俺が見える未来に、白い光を映したい!」
(日)「それなら、俺も行きます。向日さん・・・・」
(向)「日吉・・・・」
(木)「僕も行く・・・・亮を助けに・・・この世界を守りに・・」
(一)「俺も行くで・・・」
(菊)「みんなでこの戦いを止めよう!」
(向)「みんな・・・・ありがとう・・・日吉!菊丸!ワープを頼む!」
(日)「はい!」
(菊)「オッケー!」
俺は菊丸さんと、ワープをした。氷帝天国についた。
(向)「跡部!みんな!どこだ!」
(鳳)「向日さん!なぜここに!皆さんも、早く逃げてください!ここは、凄く危険です!」
(向)「鳳・・・・俺達も戦いにきた。」
(鳳)「何言っているんですか!向日さん!危険です!」
(日)「おい、鳳!お前こそ!逃げたほうがいい!怪我だらけじゃあないか!」
(鳳)「日吉・・・」
その時、俺達は、見てしまった。跡部さんが、倒れたところだ、
(向)「跡部!」
(鳳)「跡部さん!」
(日)「鳳!皆さん捕まってください!ワープします!」
(木)「待って!」
木更津さんが、向かった先は、亮さんのほうだった。
(木)「亮も!お願い!」
(菊)「わかった!早く!」
(木)「うん!」
俺達は、すぐに安全だと思われるところにワープをした。
(向)「おい!鳳!跡部は!跡部は大丈夫なんだろうな!」
(日)「・・・・・跡部さん・・・・」
(木)「亮・・・」
(鳳)「すみません・・・・・・こんなケガ直すのは、初めてで・・・でも、大丈夫です・・・・亮さんのほうは・・・跡部さんは、わかりません・・」
(向)「跡部・・・・・」
(日)「えっ!向日さん!」
向日さんは、いきなり駆けだした。
俺と木更津さんは、向日さんを追った。
そこは、屋上だった。
(向)「俺の中にある不思議な力!神様!俺にこの戦いを止められる力をくれよ!跡部を治せる力をよ!」
向日さんは、地面を叩きつけながら、泣いていた。
(日)「向日さん・・・」
(木)「向日・・・」
向日さんに連れて、俺達も泣いてしまった。なぜなら俺も思ったからだ、凄い力がほしいと、たぶん木更津さんも同じことを思って泣いているのだろう・・
そのとき、俺達の前に、眩しい光が出てきた。
(向)「これは・・・・・」
(木)「・・・・・・・凄い・・・」
(日)「不思議な光・・・・心が温かい・・・」
俺達は、一気に羽を大きく広げた。それもきらきら光っていた。
(向)「これなら・・・・」
俺達は、戦いの最も危険な場所に飛んで行った。
俺達は、悪魔の前に現れた。
(向)「ここまでだ!悪魔!もうやめろ!」
(日)「これ以上、あなた達の心も、僕たちの心も!」
(木)「傷つかせない。」
俺達は、大きく羽を広げた。そこから俺達は、大きな光を放った。
悪魔は、どんどん天使の羽になって行く。
戦いは終わった。
だけど、ひとつだけ終わっていない・・・
俺達は、急いである場所に向かった。
(向)「跡部!」
(鳳)「向日さん、日吉、木更津さん・・・跡部さんは・・・・もう・・」
(向)「そんな!跡部!跡部!」
(日)「・・・・・」
(木)「亮は?無事?」
(鳳)「亮さんは、少し眠れば大丈夫です。でも、跡部さんは・・・」
(向)「もっと早くここに来ていれば・・・・俺のせいで・・・・跡部!」
(日)「跡部さん・・・・あなたは、そんなことで死ぬ人じゃあなかったじゃないですか!跡部さん・・・」
そして、跡部さんは、死んだ。みんなの涙の中で・・・
(日)「・・・・・」
(向)「跡部・・・・跡部・・・・」
天国で死んだ跡部さんは・・・次、何処に行くのかは俺達にはわからない、だけど、二度と会えないことは知っている。俺達は、それが悲しいのか・・・それとも・・・俺達が助けてあげられなかったことが、悲しいのか・・・俺達はずっと悩むだろうが、向日さんはずっと泣いている。俺も泣いている。たぶん俺達が思っていることは、二つともなのかもしれない・・
(向)「ごめんね。跡部・・・」
(日)「もう、戦いは終わりました。安心して眠ってください。跡部さん」
俺達が祈っているときに、鳳が来た。
(鳳)「向日さん、日吉、ちょっといい?そうだ木更津さんも・・・」
(木)「僕も・・・?」
(鳳)「これ・・・・跡部さんから・・・・木更津は、六角から・・」
俺達は、びっくりした。
まず、六角の手紙からだ
俺達がしたことは、許されないことかもしれないけど、本当にごめんなさい。向日君と日吉君にも伝えといてね。今回の戦いで、淳が失ったものが・・たくさんあるかもしれない・・・本当にごめんなさい・・・これが今の、俺達の気持ちです。本当にごめんね・・・・六角一同・・・・
(木)「みんな・・・・ごめん多すぎ・・・・こっちこそ・・・ごめ・・・・」
木更津さんは、涙が止まらなくなった。六角一同の思いを感じたのだろう。
次は、跡部さんからの手紙だ。
向日、日吉・・・・俺は、もうだめだ・・・だがこれだけはお前らに伝えたい。これからの、氷帝天国は、いや、この世界はお前たちが守っていくんだ。お前たちの光は、しっかりと見えた。これならこの世界は、大丈夫だ。・・・俺は、死ぬ・・・でも、何時までもお前たちのそばにいるから・・・・それだけは覚えとけ・・・・俺は、お前たちの事を・・・・わ・・・す・・・れ・・・
(向)「なんだよ・・・途中で文章・・・終わっているジャン・・・・」
(日)「最後に、頑張ったんでしょうか・・・・」
(向)「跡部・・・忘れたりなんか、するわけ・・・ない・・・うっ・・」
(日)「そうですよ。こんなこと書かなくても・・・・俺達は、わかって・・・いるん・・・ですから・・・跡部さんの馬鹿・・・・」