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もしも。

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―――――――――――――――――――――もしも…。
もしもこの世界に《ポケモン》がいたら…
貴方はどうしますか?どう接しましか?どう扱いますか?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「うわぁーーーーーーーーーーっ!!!」
現在の時間、9:00。
学校に完全遅刻を刻んでしまった私。
先生に怒られること間違いなしだ。
なんたって今日は…卒業式なのだ――――――――――――――
急いで学校に向かおうとして着替えを始めるが間に合わない。
どうせならサボってしまおうか。という考えはあったのだが卒業証書が欲しかった。
なぜ、お母さんは起こしてくれなかったんだと思っていたのだがお母さんは30分ごとに起こしに行ってもらったという。
いったいだれに起こしてもらうんだ。ウチは一人っ子なのだが。
バタバタと足音を立てて階段を下りて行くと…
有りえない光景が映っていた。

「有りえない…。」

そこにはフタチマルがいた。
有りえない。ありえない。
ありえないって何?なにが?
そんなの決まってる。
ポケモンがいること。
ここは3次元。二次元では無い。
そう言って自分にいいきかせる。
すると…
「Σブハッ!!!!?」
…み…水鉄砲…っ!!!
しかも勝ち誇った顔された…っ!!!
ハッキリ言って腹立つ…。
「ぼやっとしてないでご飯食べ…そんな暇無いのね。」
お母さんの話を聞き終わる前に家をとび出した。
学校があったんだ。そういえば。

――――――――――――――――――――――――――――学校編飛ばして帰宅

ただいま…と呟いて家に入る。
学校疲れた…学校よりも帰り道にポケモンがいっぱい居たことに疲れたのだが。
そしてなぜか学校で、卒業証書ではなく、6つのモンスターボールを貰ってしまった。
6つの中の1つには皆おんなじポケモンが入ってるらしい。
何が入っているんだろう?
とりあえず部屋に戻ろうとすると、凄い勢いでハイドロポンプを打たれた。
…またあいつか!!!!(怒)
お母さんに言いつけて叱ってもらっている間に私は自室へ戻った。
ベットの座って、「そーれ」っとボールを投げてみた。
一瞬の瞬きとともに出てきたのは…
…イーブイだった。
イーブイは「ブィ」っと一鳴きする。
そーいえば、なんか重たい箱も渡されたな。と思って箱を開ける。
予想では石が入っていると思うのだが。
すると予想通り石があった。
それも…進化の必要な物だ。
雷の石、水の石、炎の石、それに…月の形をした石に太陽のマークが入った石。
袋も入っていて《苔》が入っていた。
冷たい苔に、鮮やかな緑のコケ。
全部イーブイの進化に必要な物だ。

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これから私とイーブイの長い長い旅が始まるのはまた次のお話…
作品名:もしも。 作家名:南屋魅音