親分が妊娠しました
フランスが意気揚々と言った。「俺との子供なら美食を理解する舌を持っているはずだ。俺の作ったミルクを嬉しがったら俺とお前の子供だな」
イギリスが照れながら言った。「そんな悠長なこと言ってられるか、もっと手っ取り早くて確実な見分け方があるぞ。俺との子供なら瞳が緑色のはずだ。べ、別にお前のためじゃねえからな。腹の子と俺のためなんだからな」
オランダが嫌そうに言った。「俺との子供でも瞳は緑色のはずやざ。そもそも俺はお前に無理矢理乗っかられたんやがの」
そして数ヶ月後。生まれた赤ん坊にはくるんが付いていた。