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ルック・湊(ルク主)

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「あの子達が気になるし。僕ら、出ないほうがいいのは分かってるけど、ちょっと分が悪すぎるよ。最悪の場合は僕、出ますから。いいですか?詩遠さん?」
「仕方ないね?まあとりあえず様子を見よう。」

前方では戦いと言うにはあまりにも力の差がある、黒い男と少年達の戦いが繰り広げられていた。
そして少年らが倒れると、黒い男が“ふん、つまらんな。所詮は人間のやる事か。ふふふふふ・・・安心しろ。すぐに殺してやる。”と言いながら少年に近づいていくところであった。
湊が飛び出そうとしたその時、またあの光が現れ、黒い男と少年の間にセラが立ちふさがった。

「なんだ。俺の楽しみを邪魔するな。」
「時間です・・・。」

セラがジッと黒い男を見つめて言い、黒い男も舌打ちをしながらもそれに従ったようで、また光に包まれて2人は消えていった。最後に黒い男は少年にいっそ微笑みといっても過言ではないような笑みを見せながら。
そうしてやられた少年らも、なんとか無事だったようで皆で何やら話した後でまた奥の通路を歩き出し、行ってしまった。

「ふー、とりあえずは無事で良かったです。」
「さて、どうしよう?このままルックくんの後を追う?」

キリルがしゃがんだまま湊を見上げて言った。詩遠も湊に従うつもりのようで湊を黙って見る。

「うん・・・いや、いい、です。」
「え?でも?」
「後は僕らでなんとかするよー。ありがとう、キリルさん!キリルさんもグラスランドで用事、あるんでしょ?行って下さい。」
「でもルックくんの傍に行けるようにくらい、全然大丈夫だよ?」
「ありがとう。でもなんだか込み入った内容が絡んでそうで。今すぐホントは傍に駆けつけたいんだけど、今のままだと僕、ルックを困らせるかもしれない。何も全く分かってないもの。なんであのシンダルの扉を開けようとしたのか、とか、なんであんな仮面つけてたのか、とかね。」
「湊、仮面は余計じゃないかな。ていうか、湊、ここがシンダルの遺跡だって分かったの?」

詩遠が少し驚いたように言った。

「はい。僕も戦時中、実は1度シンダルの遺跡と思われる所に行った事があるんですよ。ここはなんとなくそこに似てるような気がしたんで。」

湊はニッコリと答えた。
ほんと奥が深いよ、この子は、と詩遠もニッコリする。

「じゃあ、そうしようか。とりあえず俺らで少し調べてまわってみよう。キリル、一旦じゃあ外に出してもらってもいいかな?」
「うん、分かった。」

そして3人は遺跡の外に出た。
そこでは丁度この地の種族であろうトカゲのような風体の者たちと、どこかの騎士達であろうか、その騎士たちが戦いを繰り拡げていたのであろう、それが一旦終わるところであった。
先ほどの少年らも丁度鉢合わせしたのか、その中でまた戦っていたようである。

「うわー・・・ここいらって戦争中だっけ・・・?確かに先では戦いがあったとは報告を受けてたけど・・・その後休戦するらしいって僕、聞いてたんだけどなぁ。」

湊が呆れたように呟いていた。
そして、また機会があれば会えたらいいね、とキリルとお別れをし合った。

「じゃあ湊。とりあえず、今日のところはこのリザードクランで宿泊しよう。」
「あ、ここがリザートクランなんだ!うわー凄い!おっきな洞窟みたいだ!えへ、ちょっと不謹慎だけど楽しみになってきました。」

わくわくと満面の笑みを見せる湊を、詩遠はさも可愛い、と言った風にニッコリと見た。
作品名:ルック・湊(ルク主) 作家名:かなみ