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35　相手の色っぽい仕種ってどんなの?
「会議中とかにな、ペンを口にあてとることがあるんよ。それ。キスしたなる」
「汗をぬぐうところ。不本意だ」
「辛辣ー……」

36　二人でいてドキっとするのはどんな時?
「ふっと表情がなくなって真顔になる時」
「見上げてくる時。身長差はそんなにないんだけど、その……やっぱり上目遣いって、なあ」

37　相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
「さあな」
「それってどっちの『さあな』なん？　俺は下手って言われる」
「お前は黙り方が上手いよな、昔から。卑怯なぐらいに」
「そら親分やからなあ」

38　何をしている時が一番幸せ?
「美味い飯食っとる時！　寝とる時！　ロマをぎゅーって抱いとる時！」
「……大体同じだ」

39　ケンカをしたことがある?
「そらなあ」
「たくさんある」

40　どんなケンカをするの?
「これもいろいろ」
「口喧嘩から殴り合い……は滅多にねえけど、まあ手が出ることもある。大体言い合い」
「せやな」
「あーいろいろっつっても決闘方式はやったことがなかったな」
「変な探究心やめて！」

41　どうやって仲直りするの?
「まあ普通に謝る……ってこういうことやんな？」
「そうだな。たまーに喧嘩してるまま無理矢理抱かれることもあるけど大体悪化するだけだな」
「ううう……ごめんてえ……」

42　生まれ変わっても恋人になりたい?
「生まれ変わりってあんま考えたことないわ。今起きとる間に精一杯ロマのこと愛するで！」
「……精一杯やらなきゃいけねえことなのかよ」
「それはちゃう！！」
「わざとつっかかってみたことぐらい分かれよ、バーカ。ひひ」
「はっ！」
「俺はまあ、分からねえな。その時愛した奴が全てだ」

43　「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「何も言わずに抱き締められる時。レアやしな」
「やばいと思った時に甘やかしてくれる。もはや神がかりの域だあれは」
「えーそうなん？」

44　「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
「座って飯食いながらあれこれ指図されとるとたまーに……」
「『イタちゃんかわええー！』と『結婚したってー！』。これが全てだ」
「……なあ」
「……ん？」
「痛み分けって知っとる？」
「奇遇だな。俺も同じことを考えてた」
「ん」
「……ん。ああ、これも『仲直りの方法』か」
「せやなあ」

45　貴方の愛の表現方法はどんなの?
「言う！　ハグ！　キス！　あと」
「はい黙れ。甘えに行くこと」

46　もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
「後がええけど、ロマがおらへんのに生きとるのは嫌やなあ」
「……先がいい」
「……お互い突っ込みは無しでいこうな」
「……ああ」

47　二人の間に隠し事はある?
「そらなあ、外交のあれとか偉い人の愚痴とかあれとかこれとかそれとか」
「歩く国家機密みたいなもんだからな。というか国家か。まあそういうのは抜かすんじゃねえか？」
「そうなん？　それなら多分無いんやないの？」
「疑問形にするなよ、俺が知るか。俺は秘密だ」
「ええ！？」
「だから秘密だっつうんだろ」

48　貴方のコンプレックスは何?
「コンプレックスって何？」
「ほらな、こういう奴だ。他人に比べて自分が劣ってるなって感じるところのことだ」
「ああ、そういう。そうやなあ、もうちょっとお金が持てたらなあ思うわ」
「だそうだ」
「え、ロマは？」
「……言わせんな」
「ん？」
「……」
「……あ」
「ふん」
「そんなこと言わんといて。ほらおいで。ぎゅーっ」
「……ん」

49　二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
「極秘っちゃ極秘だし公認っちゃ公認」
「歩く国家機密やからなあ。まあ上司はんによってはけんけん言う人もおるけど。ごり押しするとどうにかなる」
「俺達の間じゃ知ってる奴もいたり知らねえ奴もいたり、だな。まあ高校のクラスみたいなもんじゃねえ？　親しい奴らにはこいつが言ったりするし、親しくなくても『あああいつら仲良いな』とか思う奴は思うだろ」
「せやねえ」
「ってかごり押しってお前……」
「？」

50　二人の愛は永遠だと思う?
「これ前にも似たような質問無かったか？」
「えーっと……42やね。俺はずーっとロマの事好きやで！」
「お前が俺を愛してて俺がお前を愛してる限り、俺はお前を愛してるよ」
「ロマは現実主義者やねえ。ええやん、『永遠だと思う』で」
「うっせ」