俺みこ 番外編1話
「タ=ロウ:まあ、装備も整えたし、早速行こうか」
「「おうっ!」」
「ケンタ:お〜、さすが洞窟。モンスターが出てくる出てくる」
ケンタがスライムをひねりつぶしながらそんな事言ってる。余裕ぶっこいてるな?コイツ。
まあ実際余裕なのだが。
「ケンタ:もっと骨のある奴はいないのか〜!!」
さっきからスライムが群がってくる。
数が多いとめんどくさい。
しかしたかがスライム。ザコだ。
さっきから俺とケンタの2人でひねりつぶしている。
Lvがガンガン上がる。今はLv5だ。
あ、Lvが上がりにくくなってきた。
「ケンタ:つーか、出口ドコ?」
「ソータ:さあ?わかんね。」
「タ=ロウ:歩いてけばすぐ出れるって話だったけどな」
洞窟とか言いつつ、長さがトンネル並みらしいのだが。
「ケンタ:せこいけど、GPS使うか」
「ソータ:ちょ、おまwww」
「ケンタ:よし、使うか」
ちなみに電波はバリ3だ。
ピピピッ
ん?アレ?
「ケンタ:ここ、冒険者の洞窟じゃないぞ?」
「「は?」」
「タ=ロウ:ここまで皆を誘導したのは…」
「ケンタ:あ、俺だ。皆、スマン<m(_ _)m>」
「ソータ:\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」
「「落ち着け!」」
「ケンタ:ここは、スライムの洞窟ってさ」
「タ=ロウ:だからさっきからスライムが…」
「ケンタ:あ、長さは大したことないよ。」
「ソータ:何km?」
「ケンタ:いやいや、500m」
「「みじかっ!」」
「ただ、あり得ん数のスライムが出てくるってさ」
「タ=ロウ:ああ、今周りを取り囲まれてるな」
「ケンタ:よし、全部倒すか」
「タ=ロウ:だな」
「タ=ロウ:ふぅ、やっと洞窟を抜けた」
「ソータ:ここは?」
ピピピッ
「ケンタ:あ、ここ入口…」
「「なにぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
「ケンタ:ま、気を取り直して冒険者の洞窟行くか」
「タ=ロウ:あ、ああ」
冒険者の洞窟は、ほんとにトンネル並みの長さだった…。
<番外編1話 END>