今、僕が――
曽「妹子さん」
好きです。
大好きです。
もうずっと前から僕は妹子さんを愛しています。
妹「なに、曽良くん?」
ですが、貴方にとって僕はただの友達に過ぎないでしょう…
曽「…いえ、何でもありません」
だから僕はこの思いに蓋をしてきました。
妹「そう?相談とかだったらいつでも聞くから遠慮せずに言ってね!!」
そう言って僕に笑顔を向けてくれる妹子さん。
そんなに優しくしないで下さい。
曽「…ありがとうございます」
そうやって貴方に笑顔を向けられるたびに、僕はどんどん貴方が好きになってしまいます。
妹「お礼なんていいよ!僕が曽良くんの力になりたいと思ってるだけだからさ!!」
……ぁあ、もう無理です。
そんな事を言われたら、折角今まで蓋をしてきたのに、もしかしたらと淡い期待を持ってしまったじゃないですか。
曽「妹子さん、やっぱり一つ聞いても良いですか?」
-今、僕が貴方を抱きしめて「好きです」と言ったら、貴方はどんな顔をしますか?-
END