もしも守護者が面接を受けたら
設定:
個室に一対一で、各守護者に下記の質問をしました。
面接官
「右手を挙げてください」
※素直さを見る質問だそうです。
以下、各人の回答。
沢田綱吉:
(え、なんで?みぎてって右手だよね?)
「えっと、こうですか」
少しきょとんとした後、右手を戸惑い気味に、顔の高さまで挙げる。
<所要時間:1.8秒>
獄寺隼人:
(なんでこんな関係ないこと言われるんだ?そうだ、わざと目の前で履歴書破って見せて反応を見るって話を聞いた覚えがあるぜ・・・多分その類の質問だ。けっ、舐めてやがる。俺様を誰だと思ってんだ、ボンゴレ10代目の右腕になる男だぞ?ま、しょうがねえ。この場は聞いてやるか)
「これでいっすか」
軽く怪訝な顔をしながらも、回転が速いのでいろいろ考えた割には早く右手を挙げる。
<所要時間:2秒>
山本武:
「はいっ」
全く考えず、軽くうなづいて選手宣誓のようにまっすぐ右手を挙げてにかっと笑う。
本当に全く考えていない。
<所要時間:1秒>
笹川了平:
「おうっ!」
何故か両手を握りこぶしで挙げる。片手で良かったことには気づいていない。たぶん。
<所要時間:0.3秒>
大人(15歳)ランボ:
「あ、えっと、はい」
特に考えたりはしないものの、緊張のあまり両手を見比べ、結局左手を挙げてしまう。
<所要時間:2.4秒>
クローム髑髏:
「・・・はい」
小首を傾げるものの、割りと素直に、しかしおずおずと右手を挙げる。
<所要時間:1.5秒>
雲雀恭弥:
「フン、新人に意見は無用ってことかい?やっぱり君たちと群れる気にはなれないね。帰る」
眉間に皺を寄せて即答した後、上着を翻して席を立つ。
立場上質問の意図をご存じだったようです。
<返答までの所要時間:計測不能、席を立つまでの所要時間:3秒>
六道骸:
「嫌です」
にっこりとほほ笑んだまま即答。きっちり1秒後、
「・・・・というのもある意味素直と言えるかと思いますが、マニュアルはどうなってますかね、面接官さん。クフフッ」
こちらも質問の意図をご存じだったようです。
<返答までの所要時間:計測不能>
番外で黒服の死神:
「あぁ?てめぇが挙げやがれ。ついでに左もな」
<愛銃を面接官に突き付けるまでの所要時間:計測不能>
作品名:もしも守護者が面接を受けたら 作家名:銀杏