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平沢マサトシ
平沢マサトシ
novelistID. 31903
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鈴木純がやって来た

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純「何だよもう...」

唯「とりあえず二人共落ち着いて」

憂「私達は落ち着いてるわよ」

梓「どこがよ...」

律「あのな、澪の好みって結構変わってるんだぞ!?」

純「変わってる?」

唯「そうだよね、私もそう思う」
紬「私も」
梓「私もです」

憂「例えばどんな子が好きなの?」

律「そうだな...昔言ってたんだけど」

純「何よ、早く言いなさいよ」

律「なんか...焼肉のタレを一気飲みする子は素敵だって言ってたような...」



『澪は焼肉のタレを一気飲みする女が好き』



唯「あっでもわかる気がする...」
紬「澪ちゃんは怖がりだからそういう度胸の持ち主に惹かれるのもわかるわね」
梓「まぁそれが出来れば告白も上手くいくんじゃない?」

純「本当?」

律「大丈夫、成功すれば絶対にイケる!」

純「でも...焼肉のタレなんてないじゃんか」

唯「そうだよねぇ」
紬「無理も無いわ」
梓「こんな場所にあるわけないわよ」

憂「あぁ!!」

律「ん?どうした?」

憂「これ焼肉のタレじゃん!」

唯「えぇ!?」
紬「どこにあったの!?」
梓「てか誰が持ち込んだんですか!?」

憂「純ちゃんツイてんじゃん!イケるよ!」

純「うん、行ってみる!」

律「おいおい、大丈夫か?」
唯「しかもそれ辛口のタレだよね?」
紬「絶対に無理よ」
梓「体壊しても知らないからね」



純「澪先輩!ちょっと見てて下さい!」

澪「ん?何?」

純 ゴクゴクゴク

澪「!?おい!何やってるんだよ!!そんなもの飲むな!」

純「ううう、ぐっウウウウウウ......うぅっ!!」ブーーーーーーーー

澪「うわっ!!汚い!」
律「ちょっとおい!何やってんだ!」
澪「律!二人をもう帰らせてくれ!!体中ベトベトだ!」

純「じゅぎあっでぐらざい!」

澪「何言ってんだバカ!もう帰れ!」

律「あーもう!ちょっとこっち来い!」



純「話が違うじゃねぇかよ!」

律「何言ってんだよ!全然一気飲み出来てないじゃんか!」
唯「そうだよ!あれじゃダメだよ!」
紬「しかも噴出すなんて言語道断よ」
梓「あれじゃ誰でも怒るよ」

憂「じゃあ気を取り直して次!」

律「いや...もう帰ったほうが...」

純「何でだよ!まだまだ諦めねぇよ!」

律「え〜...うーんそうだなぁ...」

憂「何か無いの?」

唯「あっ!」

純憂「何っ!?」

唯「一個思い出したよ!澪ちゃんて意外と読書家の子が好きだよ!」



『澪は読書家の女が好き』



律「あぁ〜なるほどな!」
紬「確かに澪ちゃんはおとなしい性格だし」
梓「そういう子と気が合うってのもわかる気がします」

純「本当か?」

律「朗読なんてされたらイチコロじゃないか?」

憂「でも何の本がいいんだろ...」

紬「私、丁度本持ってるけど」

純「おぉ!ちょっと借りるぞ!」バッ

紬「あっ!でもそれ...」



純「澪先輩!ちょっと聞いててください」

澪「はぁ...今度は何?」

純『これはある若いカップルが体験したお話です』
澪「はぁ〜何だよもう...」
純『デートの帰り道、男はカーナビを見ながら彼女の家まで向かう途中でした』
澪「......」
純『しかし、助手席に座っている彼女の様子がおかしいことに気が付きました』
澪「...ん?」
純『額から汗を流し、息も荒く、顔も真っ青になっていました』
澪「ちょ、ちょっと待って」
純『一刻も早く彼女を送り届けようとカーナビの指示で道を真っ直ぐ進んでいました』
澪「す、鈴木さん!?」
純『と、その時...』
澪「なぁこれってまさかこわ」
純『止まって!!!!』
澪「ひいぃぃ!」
純『突然助手席の彼女が叫び出し、男は車を急停車させました』
澪「あ、あ、あ、もうやめ...」
純『すると目の前は断崖絶壁、男の背筋は凍りました』
澪「終わり?もう終わりか!?」
純『......』
澪「何だよ何か言え...」
純『シネバヨカッタノニ』
澪「ひぃっ!」
純『その言葉が最後にカーナビから聞こえてきました』
澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

純「澪先輩付き合ってください!」

澪「......」

純「澪先輩?」

澪「うるさいバカ!どっかいけ!」
唯「もぉ何やってんのさ!」
澪「唯!さっさと帰らせてくれ!」
唯「ごめんね、澪ちゃん!」