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3月20日PM8:00

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入室しますか?




チャットルーム


田中太郎 【…そうですねー、私はやっぱり…】

甘楽さんが入室されました。

甘楽 【こんばんはーっ!あれ、もうみんな揃っちゃってますね!なになに?何のお話中ですかぁ?】
田中太郎 【あ、甘楽さん、こんばんはー】
バキュラ 【ばんわーっす】
罪歌 【こんばんわ】
セットン 【ばんわー。もうすぐ田中太郎さんが誕生日らしいんで、欲しいものとかないのか聞いてたんですよ】
甘楽 【…へえ、そうなんですかあ〜?おめでとーございまぁす!】
田中太郎 【ありがとうございます。まあ、欲しいものっていっても、チャットでもらえるわけないんですけどねw】
バキュラ 【まっ、そりゃそーっすね。けどまあ言ってみるだけでもいいんじゃ?】
甘楽 【意外と郵送で届いたりするかもしれませんよぉ?プレゼント☆】
田中太郎 【それ逆に怖いですってw いやいや、ホントに別にないんですよ。…あ、でも】
甘楽 【でも?】
田中太郎 【あ、いや、何でも】
セットン 【モノじゃなかったりして?】
田中太郎 【えっ、どういう意味ですか?>セットンさん】
セットン 【あ、やー…、自分の場合も、モノとかより、相方と一緒にいられればそれでいいかなーと】
罪歌 【なかがいいのは いいことです】
田中太郎 【でも、何かわかるかもです。私もそんな感じですし】
バキュラ 【そうなんスか?】
田中太郎 【一人暮らししてるせいか、やっぱりたまに人恋しくなるときってありますよ。特別な日なら尚更】
セットン 【へえ、太郎さんも誕生日に傍に居て欲しい誰かがいるんだ】
田中太郎 【えっ!あ、いや、そういう意味じゃ】
バキュラ 【ってか、甘楽さんどうしたんスか?珍しく静かっすね】
甘楽 【珍しくってひどーい!女の子なんだから物思いにふけることもありますようっ】
バキュラ 【ハイハイ、聞かなきゃよかった。気持ち悪いんで死んで下さい】
甘楽 【もうっ!冷たすぎますよう!って、あー、ちょっと大事な用事思い出しちゃいましたあ。お先に落ちますね☆】

甘楽さんが退室されました。

セットン 【おやすー】
罪歌 【おつかれさまでした】
セットン 【ま、でもせっかくの誕生日、その人と一緒に過ごせるといいですねえ】
田中太郎 【そうですね、ありがとうございます。…あ、誰か来たみたい。私もこの辺で落ちますね】

田中太郎さんが退室されました。

バキュラ 【お疲れー。って来客?ホントに郵便だったりしてw】
セットン 【まさかw んじゃ、太郎さんを祝ったところでこっちも落ちますか】


「──いっ…、臨也さんっ!?なん…」
「やあ。受取に印鑑はいらないよ」
「え…?」
「ま、元々迎えに来るつもりではいたんだけど。本人から欲しいものを聞いちゃったから、予定が少し早まっただけだね。さ、思う存分祝おうか」
「え、ちょ、待っ…」


チャットルームには誰もいません。
チャットルームには誰もいません。
チャットルームには誰もいません。



作品名:3月20日PM8:00 作家名:和泉