衝動SSまとめ(ZS)
ゾロサン
2012/1/28更新
サンジ猫化注意です。
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ある日ゾロは見つけてしまった。
とってもとっても可愛い猫を。
「・・・・来るか?」
「・・・・・うん。」
思わず声をかけると着いてきた。
船に戻れば、案の定クルー達が騒ぎ出す。
全員に撫でられ気持ちよさそうにしている。
「ねぇゾロ、名前は?」
「・・・・サン・・ジ、」
「サンジかぁ、なかなか良い名前じゃない。」
ナミに聞かれそういえばと思う。
今日が3月2日だったので、思わずそのままサンジと名づけた。
だが、猫を見ると喜んでいた。
「サンジ」
「ぞろっ」
ゾロが名前を呼ぶとすぐさま駆けてきた。
ゴロゴロとゾロの手に顔をこすりつける。
「嬉しいのか?」
「・・うん。」
「そうか。」
その様子を見ていたクルー達がくすりと笑う。
なぜ笑われたのか分からずに居ると、すぐにその答えをウソップが教えてくれた。
「ゾロッ・・お前も動物に話しかける優しさをもっていたんだな・・。」
「いつかコイツは猫じゃねぇとか言い出しそうね。」
「・・ブハッそれ最高だなっ・・」
だが、その理由にあまり納得出来なかった。
なぜなら、
「コイツしゃべってるぞ。」
「「・・ブハッッ・・」」
「・・・・・。」
少し不安になったゾロはもう一度サンジに話しかける。
「サンジ。」
「ぞろ?」
やはり返事はちゃんと返ってきた。
「おいやっぱりしゃべってるぞ。」
「腹筋ヤバイって!!!!!」
「アッハッハもうッ・・・最高!!」
「・・・・・。」
なんだかイラッとしたゾロは男部屋へ移動した。
その後を早足で追いかけるサンジ。
こういう時は寝るに限る。
遠くでまだ聞こえてくる笑い声が耳障りだったが、
ベッドに一緒に入ってきたサンジの体温が気持ちよかった。
するとすぐに眠気はおそってきた。
「ぞろ、おやすみ。」
「あぁ、おやすみ。」
俺にだけ分かるなら、
それはそれで・・・
良いじゃねーか。
end
作品名:衝動SSまとめ(ZS) 作家名:おこた