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「俺、ボリスの手好きだなぁ~」
「はぁ?」
気に入っている銃の手入れをしているボリスを見て、コプチェフが何気なく呟く。
それを聞いてボリスが驚いた。
時間帯は午後9時。
良い子は眠っている時間である。
場所はボリスの部屋。
「だから、ボリスの手。俺的に好きだなぁ~って」
「ほぉ~」
不機嫌そうにボリスが銃を握りしめた。
そして、かなりキレた顔でコプチェフにまたがる。
「へっ?え、え?え?」
「…つまり、本体は嫌いだと?」
「何で?どうして?そうなんの?」
「手だけ好きって聞こえるぜ?俺じゃなく」
違うんだけど。
ボリスの手だから、すきなのに。
「違うって…ボリスだから好きなの!!」
「はぁ?」
「そりゃあ、普段から銃ぶっ放してて物騒な手だけど…俺好きなんだよ!!」
「訳わかんねーよ」
呆れたようにボリスが言う。
コプチェフは、ボリスの手を取り頬に手を導く。
「だって、俺を抱きしめてくれるし、撫でてくれるし」
途中から涙が出てきた。
何で伝わらいのだろう。
すると
「くっ・・・くははははははははははははっ!!!!」
「へ?」
目の前で盛大にボリスが笑った。
爽快に。
そして、頬の手が頭に乗って。
優しく撫でてくれた。
「じゃあさ、抱きしめてやる、撫でてやるよ…そん変わりだ、手だけ好きとか言うな」
「え?」
「かなり傷つくぞ…好きな奴に、そこだけ好きとかショックだろ?」
あのボリスが珍しく照れた。
珍しくてボリスを見たら、無理やりキスされた。
そして、額にキスされた。
「愛してるぜ?コプチェフ」
「…」
見惚れてしまった。
だって、かっこよすぎる。
何がって、何処がって全部。
あぁ、俺はこの人が好きなんだ。
「お前は?」
促される。
どう思っているか、なんて愚問だ。
答えた。
「愛してるよ…ボリス」
「あぁ」

END


(おまけ)
ボリス「俺、お前の目だけ好きだがなぁ~」
コプチェフ「ひどっ!!!」
ボリス「そう言ってるように聞こえたんだよ!ばぁ~か」
意外と根に持つボリスさんでした♪
作品名:発言注意!! 作家名:兎餅