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芋兄弟は俺の嫁
芋兄弟は俺の嫁
novelistID. 24743
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拝啓、私の好きな人-1-

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「菊~。原稿用紙と栄養ドリンク買って来たぞ。」
「ありがとうございます。アーサーさん」
「気にすんな。それより進んだか?」
「いえ、完全に詰まりました。ネタがでないので少し休みます」
「わかった。夕飯つくってくるけど何がいい?」
「では、何か軽いものをお願いします。」
「ん。おやすみ」
「おやすみなさい」

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俺の友人_本田菊_は小説家だ。大学のサークルで知り合ったときは、そんなこと知らずによく一緒にいた。卒業するときに仕事のサポートをして欲しいと頼まれ、そのときに初めて知った。そのときは売れない小説家だったが今ではいくつもの賞をもらい、大物小説家になった。そんな彼の側にいれることを俺は誇りに思ってる。そして俺は彼のことが好きだ。だから一緒にいれることが嬉しい。
「そろそろ起きる頃か」

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私はしがない物書きだ。自分が書きたい小説をただつらつらと書き綴るだけ。そんな私を助けてくれる友人_アーサー・カークランドさん_。初めて会ったのは大学のサークルだ。最初は外国の方だったからいろいろ戸惑ったりした。でも一緒にいるうちに彼のことが好きになった。大学を卒業するときに、彼と離れるのが嫌で「私の仕事を手伝って欲しい」とお願いした。彼はそれを聞いてくれた。彼が一緒にいてくれたから私は様々な賞を取ることが出来た。もし、このまま生きられるのなら彼とずっと一緒にいたい。
『菊、起きてるか?メシできたぞ』
遠くで彼の声が聞こえる。
「ええ。 すぐ行きます。」
側に置いてある薬を水で流し込み、彼の待つ部屋へと向かった。

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「いつ食べてもアーサーさんのご飯はおいしいですねぇ。」
「昔は周りの奴らから味音痴って言われてたからな。練習したんだ。」
「そうなんですか。じゃあ、こんなにおいしいご飯を食べられる私は幸せなんですね。」
「ははっ、そうかもな。そのころは俺の料理食べた奴は倒れてたぐらいだし。」
「それは・・・なんかすごいですね。 あ、今回のネタやっと浮かんだんですよ。」
「おっ!今回のはどんな奴にしたんだ?」
「今回はですね。       」

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今日も一緒に夕飯を食べながらたわいのない会話をし、笑いあう。後何回、この日々を過ごせるのでしょうか。後何回、彼と一緒にいれるのでしょうか。自問自答をしても答えは出てこない。胸が痛くなる。薬を2、3錠ビンから出し、水で流し込む。最近、本当に苦しくなることが多い。彼にだけはこのことがばれないようにしたい。
「心配だけは掛けたくないですからね。」

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                                                           続く