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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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と健治が言うと、のび太は何かの楽譜の一部を健治に渡した。その楽譜を健治が見ると、少しして健治が呟いた。
「・・・・月光か。」
「知っているのか!?」
「ガキの頃はピアニストになるのが夢だったからな・・・これくらいなら弾けるぜ。」
「弾いてみてよ!健治にい!!」
「はぁ?ばか言うなよ。のび太が持ってるのは中盤の楽譜だぜ。さっき俺が見つけた序盤の楽譜と合わせても終盤の楽譜がねぇんだぜ。さすがに知ってても楽譜がなきゃ弾けねぇよ。ああそうだ、ついでにこいつを渡しとくぜ。」
と言って、健治はのび太に『エンブレム』を渡した。
「何これ?校章みたいだけど。」「それは探索の途中で教材室から見つけたんだ。何かありそうだが謎解きは苦手だからのび太に任せるぜ。」
健治がそう言った後、音楽室のドアが開いた。入ってきた人を見たのび太が言った。
「聖奈さん!」
入ってきた人は聖奈だった。
「のび太さんに健治さん!無事だったんですね。」
「おうよ。・・・それとその手に持ってるのはもしかして・・・。」
聖奈は手に何かの楽譜を持っていた。
「ああこれは更衣室のロッカーにあったんです。」
そして聖奈は健治にその楽譜を渡した。
「一応これで月光の楽譜は完成したが、本当に弾くのか?んな事して、何か意味あんのか?」
するとのび太が言う。
「特にこれといった理由も無いんですが。なんか引っ掛かることがあるので・・・」
「・・・・・・・・・じゃあ1回だけだぞ。」
「ワ〜イ!」
そして健治は月光を弾いた。辺りには月光の音楽だけが鳴り響く。やがて演奏が終わった。
「フー、どうよ?」
「凄いよ健治にい!!」
「うん。とても良かったです。」
「へへへ、そっか?」
次の瞬間、音楽室の壁が開いた。それを見た健治が思わず叫んだ。
「何だありゃぁ!!?」
全員が驚いていると、のび太が喋った。
「じゃあ僕が行きます。健治達はここで待っててください。」
しかし健治が喋った。
「おい、のび太勝手に決めんな!ってもう入ってるし。」
するとのび太が奥にある金色の校章を見つけて言った。
「金色の校章か・・・。普通の校章を『エンブレム』と呼ぶからこれは、『ゴールドエンブレム』と呼ぶことにしよう。まぁとりあえず取っておくか。」
そう言うとのび太は校長の像の窪みにはまっている金色の校章を取った。しかし取った瞬間、入ってきた壁が閉まってしまった。
「!!!!!!出られなくなっている!ゴールドエンブレムを取ったからか!?・・・・・・・・いや待て、落ち着け。こういうときこそ周りをよく見ないと・・・。」
と言い、のび太は考え出した。(確か今したことは校長の像から『ゴールドエンブレム』を取ったことだな。もう一度はめてみるか。)
するとのび太は『ゴールドエンブレム』を再びはめた。すると壁が開きはじめた。
(成る程、多分この窪みにスイッチみたいなものがあって『ゴールドエンブレム』をはめることでスイッチが押ささって壁が開く仕組みになっているのか。何か同じ形状の物は無いかな?)
そしてのび太はポケットから何か無いかと探し始めた。ポケットからはハンドガンの予備カートリッジや12ゲージショットシェルが出てくる。 そしてポケットから何かが落ちた。
「ん、何だこれ。・・・さっき健治に貰った『エンブレム』か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだ!これをはめれば・・・。」
と言うとのび太は『ゴールドエンブレム』を取り、『エンブレム』をはめ込んだ。すると壁が開いた。
「やった。どうやら当たってたみたいだ。」
と言ってのび太は健治達のいる音楽室に行った。そして健治が喋り出した。
「どうだったのび太?」
「中には金色の校章があったよ。ちょっとした仕掛けもあったけど、なんとか謎が解けた。僕が思うにこの仕掛けは奥の部屋にある校長の像の窪みにエンブレムをはめることでスイッチが押ささって壁が開くという仕組みになっているんだ。そして、そこにあるグランドピアノが一種の入力装置になってて、月光の音階と入力された音階が同じだったら壁が開閉するという仕組みだったんだと思う。」
「そうか。じゃ俺達は探索に戻るから。」
と、健治が言うと、健治と太郎、聖奈は音楽室から出た。
「よし、じゃあ僕も探索を続けるか。」
と、のび太が言うと、のび太は音楽室からでて、音楽室の東の方にあるあるものに気がついた。
「ん、あれは『エンブレム』の窪みか。この『ゴールドエンブレム』をはめてみるか。」
するとのび太は窪みに『ゴールドエンブレム』をはめ込んだ。すると隣にあった掲示板が横にスライドし、もとの掲示板があった所に、何かが入っている穴があった。
「ん、何だろこれ?」
のび太は中に入っている物を取り出した。それは深紅の輝きを見せている宝石だった。
「この宝石は赤いな。さっき見つけた宝石は青かった。何か関係がありそうだな。とりあえず3階の方を探索するか。」
と言うとのび太は3階へ向かった。