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AREA3『2F 聖奈』

病院内の2階では、聖奈が探索を行おうとしていた。
「まずは『院内見取り図』でフロアの構成を確認しましょう」
と呟くと、聖奈は掲示されている『院内見取り図』を見た。それを見ると、2階は、1階と同じ病室が20室程あり、1階のロビーの真上に位置する所には『ナースステーション』があるのが確認できた。聖奈はまず、病室の方から調べていった。聖奈は一つずつ確実に探索していった。途中の病室にゾンビが何体か居たが、『ベレッタCx4』でゾンビの数を減らし、『グロック17』で確実に倒す戦法を取っていたので、ゾンビを倒すのに苦労はしなかった。














暫くすると聖奈は、20室程の病室の探索を終えた。病室の中にはグリーンハーブやレッドハーブ、ブルーハーブが幾つかあった他、救急スプレーや9mmパラベラム弾の予備マガジンや『12ゲージショットシェル』も幾つかあった。
「・・・・・ハーブだけじゃなくて、弾薬もあるって事は、ここで警察の人達がゾンビと戦ったって事かしら？」
と、聖奈は呟いた。
しかし、今は探索を進める事が大事だと考えると、『ナースステーション』の探索をするべく、『ナースステーション』へ向かった。


聖奈はナースステーションの扉を開けると、中へ入っていった。ナースステーションの中は割と普通な感じだった。奥の方を見ると、更に扉があった。聖奈はその扉の前まで進んで行った。

その扉には、プレートが掛かっており、『資料室』と書かれてあった。聖奈はその扉を開けようとしたが、鍵が掛かっているらしく、扉は開かなかった。聖奈は諦めて振り返った。すると、
「アアアアアアゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ！」
という唸り声が響いた。見ると、ナースステーションの至る所にゾンビがいた。
聖奈は、『ベレッタCx4』を構えて『9mmパラベラム弾』を散蒔(ばらま)いた。
「オオォォォォォォォォォォォォォ！」
ゾンビは唸り声を挙げて、次々と倒れていく。しかし、ゾンビの数が多すぎる為、聖奈は移動しながら撃っていった。

撃っている途中で聖奈は、『ベレッタCx4』をしまい、『H&K MP5K』と『H&K UMP』を片手ずつに構えて、両手で撃った。2つのサブマシンガンから放たれる大量の『9mmパラベラム弾』により、ゾンビは1体残らず倒れて動かなくなった。

ゾンビが動かなくなったのを確認した聖奈は、『ナースステーション』の探索を始めた。
聖奈は、並べてあるデスクを調べたが、何も見つからなかった。
聖奈は次に、デスクの引き出しを調べた。中には殆ど、関係なさそうな資料ばっかりだった。幾つかの引き出しには、『FIRST AID』と書かれていたスプレーがあり、そして、ある引き出しからは、鍵が見つかった。
「何かしらこの鍵？」
と、呟いた聖奈はその鍵をよく見た。その鍵の表面には、『γ』と記されており、裏側には『GAMMA』と記されていた。
「これはどこの鍵かしら？向こうの資料室ではないと思うけれど・・・。
・・・そろそろ探索を終了しようかしら。集合場所へ戻りましょう」
と、呟いた聖奈はナースステーションから出ようとしたが、床に伏せているゾンビに足を掴まれた。
「きゃあああぁぁぁぁ！！」
思わず叫んだ聖奈は、『グロック17』を連射した。
「アアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ！！」
ゾンビは断末魔の悲鳴を挙げて、今度こそ倒れた。
「はぁ、はぁ、助かった・・・？」
聖奈は、暫く動悸が止まらなかった。

そして、何分か経って落ち着くと、床に光る物が見えたのでそれを拾った。それは鍵であり、タグには『資料室』と書かれていた。
「どうやらこれが、資料室の鍵みたいね」
と、呟いた聖奈は資料室の扉へと向かった。
そして鍵を使い、資料室の扉を開けた。資料室の中は、大量のカルテ等があった。
「・・・これは、探索するのに時間が掛かりそうね」
と、呟くと、聖奈は資料室の探索を始めた。

























暫くして聖奈は探索を終えたが、大した収穫は無かった。
「それじゃあ、集合場所に集まりましょう」
と、呟いた聖奈は、1階へと向かった。