のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』
と、玲が訊いたので、スネ夫が応える。
「ハンターっていうのは、緑色の『B.C.W.』だよぉ!素早いし、首も狩れる位の力もあって怖いのなんのって」
と、スネ夫が焦った口調で言ったが、玲は淡々とした口調で言う。
「でもあくまで『B.C.W.』なんでしょ。『B.C.W.』っていうのが『T-ウィルス』で設計した生物兵器なら恐れる事はないわ。大いに罠に掛かってもらいましょう」
ジャイアンとスネ夫と聖奈は、そう言った玲の言葉に納得する訳もなく、玲に訊いた。
「何でそんな事が言えるんですか?あの怪物のスピードなら、簡単な罠ぐらい楽に回避出来ると思うんですが・・・」
と、聖奈が言うと、すかさず玲が言う。
「と、思うでしょ。でもね、B.C.W.には決定的に欠けている"もの"があるの。そしてそれは、自然界にとっても、戦士や軍人にとっても必要不可欠な"もの"なのよ。それが欠けている限り、B.C.W.は私達に勝つ事は絶対に無いわ」
と、玲が言うと、スネ夫が呟く。
「B.C.W.に無い"もの"?それって一体・・・・・?」
と言うと、玲は、
「まぁ、見てれば解るわ」
と言った。
作品名:のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』 作家名:MONDOERA