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と、真理奈が言うと、のび太は今やっている作業が終わったのか、顔を上げると、
「解った、今行く」
と言って、扉の奥へ入って行った。
「どんどん昇って来るよ。どうしよう…………」
下から昇って来るハンターを見た真理奈が不安そうに言った。すると、のび太が冷静に言う。
「大丈夫だよ。もうすぐ解決する」
と、のび太が言った。やがて、ハンターが扉の近くまで来た。すると、のび太は、
「今だ！」
と言いながら、手に持っていたスイッチを押した。
すると、大きな爆発音が鳴り響いて、非常階段は崩れ去った。すると、真理奈はのび太に訊く。
「！……今のは？」
のび太は真理奈の問いに応える。
「今のは『C4爆弾』さ。さっき取り付けたんだ。ススキヶ原研究所の武器倉庫に幾つかあったのを使ったんだよ」
と、のび太が言った。
「でもよかった。うまく乗り切れて」
と、真理奈が安堵しながら言った。
「取り敢えずはここから下に降りて、このビルの正面口から出よう。そうすれば別ルートから行ける筈だ」
と、のび太が言うと、2人はビルの奥へ行った。