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FORCE of LOVE

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 折角作ってくれた夕飯冷めちゃうよ、と肩を押し返しても離してくれなかった豪炎寺くんに訴えるように僕のお腹が鳴った。

『件名:ご心配おかけしました
キャプテンのお陰で無事仲直りしたよ 相談にのってくれてありがとう 今度お礼にご飯奢るね』
『件名:よかったな!
今度は三人でメシ食おうぜ』

「…おい吹雪、さっさと食って今日は早く寝るぞ」
 はあいと返事して閉じた携帯をソファーに放り投げる。久し振りの豪炎寺くんのご飯だ。僕は食べることがすきなのに、一昨日食べたカップ麺も昨日食べたコンビニ弁当も、キャプテンと食べたパスタも、全然味がしなかった。僕はキャプテンのことも大好きだけど、それとこれとは話が違う。サッカーをするのもご飯を食べるのも、笑顔の彼と一緒が一番良いに決まってる。
「お腹空いたー」
「はいはい」
 食卓には僕の好物ばかりが並んでいた。この人は本当に笑っちゃうくらい、僕の甘やかし方を心得ているのだ。