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内裏 蓮(だいり れん)
内裏 蓮(だいり れん)
novelistID. 37648
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0円ネットオークション(ほぼ同人販売)向け作品サンプル3

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フランダースの犬っぽい話

そうげん(草原)はすりさいなむほどあおく、ながれぎるほどの風が、ほんの両手に、結び目をつくっていくようで、フランダースの街は、やっと春になった、---ながい冬が終わり、命の駆けめぐりが、いま、行われようとした、ネロ青年は、すっくとのびた背を、服に汗にじませながら、頼まれた木を切っている、そこには、言葉はない、---とおくまで、おののねがひびく、ご、ご、ご、・・・ミシェル爺さんが、今はジェハン爺さんの代わりにいる、ジェハンのおじいさんは、無論とっくにいきたえた、ネロがまだ11のときに、---ネロは今年16歳、絵のために学校にはいけなかったが、ミシェル爺さんと二人で少しずつ聖書をよんでいる、それに、絵の方は、すこしずつ、続けることができている、---犬がなく、---yパトラッシュ!だれだい?xパトラッシュは、もうろうけんというべきころおいだが、無論めいけんぶりは健在ではある、ただ、もういくらか歯がかけた、---yやあ、こんなところにこり小屋があるとはね、あんたのかいx重い荷物を背負った男がやってきた、yそうですが、あなたは、xyおお失礼、わたしは、音楽をたずねてたびをしているんですよ、ジャン・シトレと申します、xyネロ・0(要確認、汗)です、音楽をたずねて?xyハハ、はい、最近ちくおんきというものが発明されたのはご存じでしょう?それを使うんですよ、こういった田舎の村には、古くからの伝えられたものが残っていることがあります、なにかご存じないですか?古謡(こよう)というものを、yジグルベリーの歌というものを知っていますが、私は歌えません、ただ、ここの歌ではなく、いわばよそ者が歌っているのです、ヌレットばあさんという人で、アントワープの住人でもあります、・・・ただ、たまに滞在しにきます、私の母親代わりでしたからxyそうですか、ご苦労なすったんですなあ、ではどういけば彼女にあえるでしょうか?xy(笑って)ちょうど、今こり小屋にいます、ぜひその機械を使ってください、xyおお、それはありがたい、ぜひ、xネロ青年とムッシュ・シトレはこり小屋へと向かった、かけいから水をくんでいたヌレットばあさんが、こちらをむく、yおやネロ、そちらの旦那さんは?xyヌレットおばさん(ヌレットは昔通りにしか呼ばせないから、ネロは使い分けている)こちらはムッシュ・ジャン・シトレ、ジグルベリーの歌をご所望(しょもう)だよxyえ?どうしてなんだい?xyなんでも、蓄音機をおつかいになるそうだよxy蓄音機?なんだいそれはxyもじどおり音を蓄(たくわ)えるんですよ、さあ、どうかジグルベリーの歌をお聞かせ願えんでしょうかね、今用意しますよ?xジャン・シトレは、妙なものを組み立て始めた、さいしゅうてきに、朝顔の花のようなものを取り付け、さあ、といった、あ、ああ、と少ししりごみして、ヌレットばあさんは歌い始めた