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人生リセットボタン -自己解釈-

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スクールバックの中には、握りしめたナイフ。
ほらほら、そこのネコちゃんワンちゃん。
明日は素敵な参観日だよ。
私が、人生をリセットする瞬間が見れるよー…

次の日。
「お前さぁ、きもいんだよね。何考えてんのかわかんねーし。
いいよなぁ、"神童"さんは。天才でさぁ。先生からも贔屓されて。…消えろよ。
ウザいんだよ、お前。」

私を"神童"と呼ぶクラスメイトを軽蔑視してた心も
中2で朽ち果ててしまったようだ
「消え…る…?」

自棄になった私は、鞄からナイフを取り出した。
「それなら…お望み通り消えてあげるよ。綺麗さっぱり無くなって、
新しい人生をもう一回送るんだ!!」
「う、うわぁぁぁぁ!!」
パニックになるクラスメイト。
こうして何度もリセットして、もう何百年も生きてきたかのようなこの感覚。
ネバーランドの囚人となった私には、極上の終身刑さえも与えられない。
そう、つまり
大人になれない私は、いつまで経っても
"寿命"という人間本来の命の終え方をいつまで経ってもする事が出来ないんだー…
ねぇ。助けてよ海馬先生…
なんて脳に問いかけても、もうショート寸前で
精神は崩壊寸前、自分で感情をコントロールする事さえ不可能になってきた…

その時、私は倒れ込んだ。
倒れた私の傍らには、あのナイフ。