fate/ origin war
プロローグ
これは、誰かが作ったもしものお話。
これは一種の創造と言っても過言ではない。
空想にしては稚拙すぎ、妄想というには精密すぎる。
そんな、あらゆる矛盾すら、設定すら壊してしまうような者。
創造主は想っている。
矛盾を超えた戦いを。
設定を設定で塗りつぶし、真の強者はだれなのかということを。
それが知りたかった。
都合のいい最強設定。詰まらないハッピーエンド。
そんなものは求めていない。
ただ戦い、ただ殺し合う。
戦いが見たいから、命がけで、そんな中で喚ばれた者はどうやって生き残り、どういう意味でこの戦争の意味を見出すのか知りたい。
この知的探究心を満たせるのは、彼や彼女達だけ。
世間的な倫理をとるか、それとも己の正義をとるか。
楽しみだ。
さぁ、始めよう。
聖杯戦争の始まりだ。
作品名:fate/ origin war 作家名:Λ―