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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 プロローグ

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プロローグ 始めてくれ!




某月某日

M78星雲光の国。
ウルトラマン以下ウルトラ兄弟等の故郷のこの星。
そのとある場所に、4人の戦士が集まっていた。

ゼロ「此処が俺の故郷、M78星雲ウルトラの星だ」

ミラーナイト「とても美しい星だね」

ジャンボット「まったくだ…私の知らない場所にこのような星があったとは…」

グレンファイヤー「ちょっと眩しいけどな〜」

彼等はウルティメイトフォースゼロのメンバーである。
別宇宙、M78星雲が存在しない宇宙にやって来たウルトラマンゼロが、そこで出会ったミラーナイト、ジャンボット、グレンファイヤーの三人と共に結成した宇宙の平和を護るチームである。

ゼロ「そして向こうに見えるデカい建物が、この宇宙の平和を護っている宇宙警備隊の本部だ!」

ゼロが指差す先には、周囲の建造物と比べてもけた違いの高さの建物がそびえ立っていた。

ミラーナイト「すごいな!」

ジャンボット「あれだけの規模なら安全だな…」

グレンファイヤー「あそこにゼロの先輩とかがいるのか?」

ゼロ「まぁな」

ゼロの紹介にそれぞれの感想が飛び出す三人。
何故彼等が来ているのか。それはゼロが三人にM78星雲に招待するよう依頼された為である。
快諾したゼロは三人に呼び掛け、無事実現したのだ。唯一ジャンボットだけは、「姫様の護衛が…」と渋っていたが、「すぐに終わる」と言われた為に了承してくれた。


ゼロ「じゃあ、次はアレを───」

ゼロが次なる建造物を紹介しようとした時だった。

?「お〜い!待たせたな〜!」

「「「「は?」」」」

彼方から聞こえてきた声に、思わず一同が振り向く。其処にはウルトラマンらしき人物が、猛スピードでこちらに向かって走っているのが見えた。

???「ふぅ〜到着到着。ナッ!」

ゼロ達の眼前で止まり、独特のポーズをとる戦士。
暫し、沈黙するゼロ達4人。

グレンファイヤー「……お前誰だ?」

ようやく口を開いたグレンファイヤーに、戦士が答える。

ナイス「ウルトラマンナ〜イス!!」

ウルトラマンナイスと名乗り、再びポーズをとる。

ミラーナイト「ウルトラマン?……ということはゼロの知り合いかい?」

ゼロ「いや……こんなヤツは見たことがない…」

ミラーナイトの問いに、首を横に振るゼロ。

ナイス「仕方ないさ〜みんなとは違う宇宙の出身なんだから」

ジャンボット「つまり、私達の宇宙でも、ゼロの宇宙の出身でもないということか?」

ナイス「大正解!」

ジャンボットの一言にサムズアップするナイス。

ゼロ「ところで、何でナイスがこんなところに?」

率直な質問が飛び出した。

ナイス「あぁ。確かメビウスっていう人が来てほしいと言われてね…」

ゼロ「メビウス?……まさか…」
メビウス、この名前にゼロが反応した直後だった。

メビウス「揃いましたね皆さん!」

「「「「「え?」」」」」

一同の背後から、いつの間にか立っていたウルトラマンメビウスが声を掛けた。

ゼロ「ウルトラマンメビウス?何故此処に…」

グレンファイヤー「何だ?仲間か?」

ゼロ「あぁ」

メビウス「ゼロ以外の皆さん初めまして!僕はウルトラマンメビウス。今回のゲームの案内人です」

「「「「「ゲーム?」」」」」


一同はまだ、これから地獄が始まることに気が付いていない……