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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 突入・スイッチ編

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受付嬢と隊長




メビウスに先導されるまま、参加者一同がいよいよ警備隊本部のエントランスに入った。

メビウス「実は私たち警備隊には、有名な受付嬢がいるんですよ!」

グレンファイヤー「お〜それは楽しみだな!」

ナイス「同じく!」

テンションを上げるグレンファイヤーとナイス。一方ジャンボットは「くだらない」とでも言いたそうな雰囲気だ。

メビウス「まぁとりあえずこちらに……」

メビウスの案内で5人が歩く。
その後、いかにも受付窓口みたいな所に着いた。

しかし、其処には誰もいなかった。

グレンファイヤー「おいおい!誰もいないじゃないか!?」

メビウス「あれれ〜?おかしいぞ〜?確か今日は来ているって言ってたんですけど…」

メビウスの微妙な演技の直後、一同が先ほど入ってきた入り口から、車のエンジン音が聞こえてきた。

一同「?」

一同が入り口を見ると、何故か黒塗りのリムジンがエントランスに侵入していた。

リムジンはゆっくりと一同の前まで走ってきて、その後止まった。

ガチャ

リムジンの後部座席のドアが開く。出てきたのは……

ウルトラの父「ハーイ。メビウスご苦労様♪」

受付嬢の格好…つまり女装したウルトラの父だった。

一同「プッ…アハハハハッ!」

当然笑いを堪えきれない一同。

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4 ドガシャ!!

ゼロ「ぐぅ!…何でウルトラの父が……」

ミラーナイト「薄々警戒していたけど…ダメだった…」

ジャンボット「コレは…無理だ」

それぞれの愚痴が漏れる中、モデル歩きを披露して受付窓口の席に座るウルトラの父。

ウルトラの父「其処の5人ジャーはどちら様?」


ジャンボット「ククッ…」

デデーン

『ジャンボット OUT』

グレンファイヤー「お前こういうのに弱いのか?」

ドガシャ!!

ジャンボット「グァッ…!言うな…」

もうジャンボットの尻の部分はひび割れ寸前だ。

ウルトラの父「其処の5人ジャーは?」

メビウス「はい!こちらの皆さんは新しく入隊する新人の隊員です!」

ウルトラの父「へぇ〜頑張ってね〜」

ねぎらいの言葉だったが、一同は始めて嬉しくない気分に陥った……



ゼロ「もう嫌だ…」

メビウス「ハイハーイ。愚痴はそこまでにしてくださいね?」

笑顔のまま毒舌を吐くメビウス。

一同は何処に連れて行かれているのかわからない状況だ。

メビウス「次の角を曲がったら隊長室です!」

どうやら隊長室に行くようだ。

メビウス「ですから…くれぐれも失礼のないようにお願いしますね?」
その最中に、前方にある女子トイレの扉が開いた。
中からは、ウルトラマンジャスティスが真顔で出てきた。

ゼロ「プブッ」

デデーン

『ゼロ OUT』

スパン!

ゼロ「痛ッ!!」

メビウス「因みに言っておきますが……ジャスティスの人間体は女性ですよ?」

ゼロ「なん…だと…」

メビウス「さぁさぁ!まもなく隊長室です!」


メビウスに案内された先には、豪華な装飾に包まれた「隊長室」と書かれた扉だった。

先にメビウスが扉をノックし、部屋に入る。

メビウス「失礼します。この度新たに入隊した新人の隊員5人を連れて参りました!」

隊長「入りなさい」

メビウス「皆さん入ってください」

メビウスに言われるまま、中へと入る5人。

5人はメビウスに言われて、隊長が座っているデスクトップの前に横一列に整列した。

隊長は、椅子に座ったまま後ろを向いていて、顔がわからない。

メビウス「隊長!彼等が新人の隊員です!」

隊長「ほうほう。彼等が……」

隊長が回転する椅子に座ったまま振り向く。その正体は……

一同「ブブッ…」

デデーン

『全員 OUT』

巫女服のコスプレをしたユリアンだった……

スパン!×4 ドガシャ!!

ユリアン「UGK宇宙警備隊へようこそ。私が隊長のユリアンですの!」

某キャラの口癖を披露する隊長。

ナイス「プブッ」

デデーン

『ナイス OUT』

スパン!

ナイス「ギャッ!」

ユリアン「こうして見ると…格好いいわね〜」

ユリアンがニヤニヤしてきた。

ユリアン「そうだ!折角だからあだ名を考えてあげるわ!」

一同「ハァ?」

一同が唖然とする中、ユリアンが一方的に始めた。

ユリアン「まずは貴方ね…」

ゼロ「俺か?」

ユリアン「刹〇はどう?」

ゼロ「止めろ!」

グレンファイヤー「ククッ」

デデーン

『グレンファイヤー OUT』

スパン!

グレンファイヤー「イデデデッ!」

他作品のキャラ名を躊躇なく使うユリアン。

ユリアン「ダメなの?…だったら将軍で」

ゼロ「何故だ?」

ゼロのあだ名、将軍に決定。

将軍「一方的に決めるな!そしてアイコンも変えるな!」

ユリアン「次はキミね」

グレンファイヤー「俺のことか?」

ユリアン「ス〇夫はどう?」

グレンファイヤー「このファイヤースティックはパパが買ってくれたんだぞ!…って違〜う!」

グレンファイヤーは勢いよくノリツッコミをした。

ミラーナイト「フフッ」

デデーン

『ミラーナイト OUT』

スパン!

ミラーナイト「ぐっ!」

ユリアン「ス〇夫がダメなら……ミスターファイヤーヘッドで」

将軍「何処かで聞いたことが…ってまだこの表記か…」

グレンファイヤーのあだ名はミスターファイヤーヘッドに決定。

ミスターファイヤーヘッド「まぁ、だいたい合ってるからいいか…」

ユリアン「次」

ユリアンが指差したのは…

ナイス「ワタクシでしょうか?」

ユリアン「爆竹で」

ナイス「はい!?」

あっけらかんとした口調でユリアンが言った。

将軍「爆竹…アハハハハ」

ミスターファイヤーヘッド「何処でそのネタを…アッハハハ!」

ミラーナイト「プブッ」

ジャンボット「フフッ、キミにぴったりな名前ではないか」

デデーン

『ゼロ グレンファイヤー ミラーナイト ジャンボット OUT』

スパン!×3 ドガシャ!!

ナイスは爆竹に決定。

ユリアン「次は其処の絶望ガ〇ダム」

ジャンボット「絶望したッ!ガ〇ダムと間違われたのに絶望したッ!」

将軍「ハハハッ…おい!俺を笑わせてどうするんだ!?」

デデーン

『ゼロ OUT』

スパン!

ゼロ「アーッ!」

ユリアン「アナタは…グリッドマンで」

ジャンボット「…何だそれは?」

ユリアン「似てるから」

ジャンボットはグリッドマンに決定。

ユリアン「さぁ!入隊したからには頑張ってもらうわよ?」

ユリアンが一同を送り出そうとしたその時。

ミラーナイト「あの〜。まだ僕のあだ名が……」

ユリアン「えー」

一人ハブられていたミラーナイトの提案に、突然面倒くさくなっているユリアン。

ユリアン「しょうがないなー……じゃあ体育座りで」

ミラーナイト「なっ…!」

4人「体育座り……プハハハッ!!」

ミラーナイトのあだ名に、4人一度に吹き出してしまった。

デデーン

『ゼロ グレンファイヤー ジャンボット ナイス OUT』

スパン!×3 ドガシャ!!