隣のバンゴハン 【俺ティ】
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今まで、同級生宅にお邪魔したことなんて、無かった。
そもそも、お邪魔も何も・・・・・今まで友人なんて出来た試しなど無かったから、経験の仕様が無かった。
それでもいつか、きっと経験できるさ・・・。
小さな希望を胸に、友達作るぞー!という意気込みを携え編入した先の高校にて、漸く出来た友人達。
けれど皆、寮生活だった。
・・・・・どうしろと?
いや、寮だろうと遊びに行くことには変わらないかもしれない。実家でない事は残念だが、友人の住まいに遊びに行く。それだけでも十分魅力的な話だった。
だが、根本的な問題として。
そもそもできた友人は皆、男だった。
・・・・きっと、もう一生、縁の無い事なのかもしれない。
そう、思っていた。
そんな私の耳に、信じ難い言葉が届いた。
『 居心地悪いかもしれんが、食ったってや 』
正直、嬉しさに泣きそうになった事を、今でも鮮明に覚えている。
今まで、同級生宅にお邪魔したことなんて、無かった。
そもそも、お邪魔も何も・・・・・今まで友人なんて出来た試しなど無かったから、経験の仕様が無かった。
それでもいつか、きっと経験できるさ・・・。
小さな希望を胸に、友達作るぞー!という意気込みを携え編入した先の高校にて、漸く出来た友人達。
けれど皆、寮生活だった。
・・・・・どうしろと?
いや、寮だろうと遊びに行くことには変わらないかもしれない。実家でない事は残念だが、友人の住まいに遊びに行く。それだけでも十分魅力的な話だった。
だが、根本的な問題として。
そもそもできた友人は皆、男だった。
・・・・きっと、もう一生、縁の無い事なのかもしれない。
そう、思っていた。
そんな私の耳に、信じ難い言葉が届いた。
『 居心地悪いかもしれんが、食ったってや 』
正直、嬉しさに泣きそうになった事を、今でも鮮明に覚えている。
作品名:隣のバンゴハン 【俺ティ】 作家名:とまる