より水夏な、DCPS霧羽・香澄ストーリー(ネタバレ注意)
【プロローグ】
時刻は、すでに深夜…
街灯が辺りを薄暗く照らす、そんな桜な並木道を、私は、ある場所を目指して歩いていました。
本当なら、二度と会えなくなってしまった、とても大切な人に、会えるかもしれない…
そんな、期待と、そして、不安を抱きながら…
きっかけは、パソコンに送られてきた、あるEメールでした。
『卒業式の日、深夜の風見学園の校舎で、大切な人が、あなたを待っていますよ 千夏』
「なに?…このメール?」
知り合いに、『千夏』という人はいません。ですから、はじめは、悪戯か、間違いで送られてきたものだと思っていました。
それにしても、もしも悪戯ならば、なんて悪質なメールなんだろう…
その内容に、不快なものを感じ、すぐにメールのことを忘れることにしました。
作品名:より水夏な、DCPS霧羽・香澄ストーリー(ネタバレ注意) 作家名:PN悠祐希