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CLANNAD~赤毛の少年~ №1

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「ふぁあ~~朝か、今日から新しい学校か・・・・・・っと
 早く準備しないと転校初日から遅刻はまずいしなぁ~。」
と慌てて準備している僕こと風桐 仁は、訳あって今日から光坂高校
に転校する事になっている。

「よし!準備完了♪さぁ、ご飯食べようか涙?」

僕はそう言ってテーブルの前に座る。

【うん!食べよう♪】ニコッ

今テーブルを挟んで、僕の前に座っている桃色の髪で手話で会話をし
ている女の子は、風桐 涙.僕の妹だ。
妹は、ある事が原因で喋れなくなってしまったのだ。
けど、今こうして二人元気に暮らしているのだ。

「そろそろ学校に行かなくちゃ!涙も準備済んでるのか?」

【うん!済んでるよ♪じゃあ、お兄ぃ途中まで一緒に行こうよ】ニコッ

「あぁ♪行こうか」

そう言って僕と涙は、家を出た。
******************************
【じゃあ、行ってきます】ニコッ

「ちょっと待て~い、ハイッ!弁当忘れてるぞ////////」

【え、お・お兄ぃが作ってくれたの?
 ありがとう♪お兄ぃ~じゃあ、今度こそ行ってきます】ビシッ

「ああ、いってらっしゃい」

そう言って、涙と別れ僕も光坂高校に向かった。
光坂高校から涙の通う中学校は、遠くなく元々涙は孤児院から通っていた。
逆に、僕が前に通っていた高校は孤児院から少し遠く電車で通学していた
が、妹・涙の事が心配で孤児院を出て二人で暮らすついでに、近くの進学
校に転校したのだ。
ちなみに、勉強はできる方なので光坂高校の特待生として転校して授業料
は免除なので学費の心配はないのだ。

え~と・・・・・・たしか、この坂を登れば光坂高校だったはず・・・・
そんな事より・・・・!!

「凄く綺麗な景色だなぁ~♪前の通学路は、こんなに桜の木は植えられ手い
 なかったからなぁ。」

それにしても、周りからの視線を凄く感じるなぁ~!
やっぱり髪が赤色だと目立つよね;・・・・・・もう慣れたけど;ハァ~

実は、仁が目立っているのは髪の色だけが理由な訳ではなく周りを歩く特に
女子生徒からは《キャー!!凄くカッコイイ》《整った顔とあの綺麗な赤毛
がイイ》などの声もあるが、仁はまったく気がつく事はないのだった。
********************************

今仁は、職員室に来ていた。

「私は、風桐君のクラスの担任教師で高橋です。一年間よろしくお願いね」

僕のクラスになるD組の担任教師の高橋先生は、眼鏡を掛けて髪はロングの
女の先生だった。

「はぁ、風桐 仁です。よろしくお願いします。」

「それで、風桐君!その髪の色は地毛なのかしら?」

「はい、一応生まれつき赤毛なんです。」

「そう、わかったわ。さぁD組の教室に行きましょう♪」

そう言って、僕は先生と職員室を出て教室に向かった。
*********************************

その頃教室でが、仁もとい転校生の話で盛り上がっていた。

「岡崎!新しい学年入って早々に転校生が、来るらしいぞ!!」

今喋った金髪の男子生徒は、春原陽平.進学校には珍しい不良二人組みの一人
である。

「どんな奴なんだ、女子か男子なのか?」

そして、もう一人の不良がこの男子生徒なのだ!名前は岡崎朋也で遅刻の常習
犯(春原もだが)顔が整ったイケメンの不良なのだ。
一見付き合いづらそうに見えるが実は、案外世話焼きである。やれば出来る子

「イヤ~まだわからないけど、噂では男子らしいけど女子なら可愛い子がいい
 よね~♪そして、僕の彼女になっ**」

「大丈夫だ!それは絶対あり得ないから」

岡崎が遮るように言った。

「それは、どういう事ですかね!ていうか最後まで言わせてほしいけどね」

そう言って岡崎と春原は、転校生について話し合っていた。

???side
ハァ~憂鬱だわ・・・・・・どうやら転校生が来るらしいが・・・・・・・・・
それはいい!!!別に。新しい友達ができるかもしれないからだ!けど!!!
今はその転校生が、問題なのだ。
噂では、男子らしい。しかも見た女子の話だと、髪は赤毛で凄くイケメンらしい。
《凄くカッコイイ》《彼女がいなかったら付き合いたい》など言っている生徒が
いるまでにはカッコイイらしい。
がしかし、他の噂では不良らしい!!!不良でもいいが何故うちのクラスなのか?
ただでさえ、面倒な事に我が校の不良二人組がいるのに・・・・・・まぁ見た目だ
けでの判断なんてアテにできないし決めつけは駄目よね。
でも!!クラス委員長には絶対ならないからァ!絶対面倒だわ!!

<キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン、キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン>

そんな事を考えていたら、ベルが鳴り担任教師が教室に、入って来た。

「皆席につきなさい!!今日からD組の担任になりました高橋です。知ってる人もい
 るかもしれませんが、一年間よろしくお願いね」

「あ、あの~高橋先生!転校生ってうちのクラスなんですか?あと、男子って噂なん
 ですがどうなんですか!?」

クラスの一人の女子生徒が、我慢しきれず先生に質問を投げかけた。

「そうそう転校生の噂をしていなっかたわね。転校生はこのD組になったわ♪では、
 入ってらっしゃい」

ガラガラと扉の音と共に、赤毛の男子の転校生が入って来た。

仁side
教室に入るとD組生徒の目が、一気に僕に向いた!!って転校生だから普通なのか・・
・・・途中転入なんて初めてだから緊張するなぁ~。

そう思っているとふと男子生徒が目に入った!!
一人は金髪の男子もう一人は眠そうな顔で席に座ってこっちを見ている男子生徒である。

たぶん、あの二人が先程教室に案内されている時に、話に上がった進学校には珍しい不
良二人組なのかなぁ

「では皆に挨拶を」

高橋先生に挨拶をするよう言われ

「僕は、風桐 仁といいます。えっと・・・・・今日から一緒の学校に通う事になりま
 した。どうかよろしくお願いします」

「・・・・・・・・・・・・・」

あれ?なんで皆しーんとして僕は何か間違えた?
わからない!!全然わからない!!なんで黙ってるのぉ~!?

(ちょっと凄くカッコイイじゃない)

(本当にカッコイイ特に赤毛が綺麗ね)

(彼女とかいるのかしら?)

(いなかったら私立候補するわ)

女子生徒が、ヒソヒソと話しているが、仁にはまったく聞こえていなかったので、仁から
見たら皆が沈黙しているように見えていた。

「風桐君の席は、後ろ側の藤林さんの隣の席ね♪わからない事があれば、隣の藤林さんに
 聞いて」

「ハァ、わかりました」

先生に言われた自分の席に行き席に座った座った後に隣の女子生徒と目が合ったので挨拶をした

「たしか藤林さんだったよね♪よろしく」ニコッ