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もし、夜天の主に幼馴染がいたら 1 二人の日常

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刹那が学校に行ってからはやては一通りの家事を終わらせたあと、リビングで読書をしていた。
病院へ行くまでは時間があるのでそれまでの時間潰しである。
はやてにとって読書は好きなものの一つである。
刹那がいない日はいつも図書館で借りてきた本を、
ひたすら読んでいるのがはやての日課でもあったりする。
そんな感じで読書をしていると、もう病院へ行く時間になっていた。

「あ、そろそろ仕度しないとあかんな~」

そう言ってはやては読書の手を止め病院へ行く仕度を始める。
それからはやては家を出てバスに乗って病院へ向かった。

海鳴大学病院。
そこがはやてが通う病院である。
はやては病院に着いてから診察券などを受付に出してから主治医のところへ行った。

「あ、はやてちゃん。ちゃんと時間通りに来たわね」

「はやてちゃん」と言ったのははやての主治医である「石田幸恵」である。

「当たり前ですよ。ちゃんと治る思うたら破れへんですから」

「そうね。じゃあ早速始めましょうか」

「はい!」

はやてが自信満々に約束を破ることはしないと言い、
それに同意した石田先生が早速診察をしようと言った。
診察には結構な時間がかかるので、
はやてはこの時間は退屈で死んでしまいそうだと愚痴った事があった。
診察の間は読書も出来ないから時間を潰す事が出来ないのだ。
それが先の愚痴に繋がるのである。

診察を始めて数時間が経過した。
はやては今石田先生から診察の結果を聞いていた。

「うーん。あんまり進展がないわね~・・・・」

「そうですか・・・・」

進展がないことに少し落ち込むはやて。

「ええ、だから少しだけ治療法を変えてみようかと思うんだけどいいかしら?」

「ええですよ。それで治るんなら私はなんでもやります!」

石田先生の提案にはやては元気よく同意した。
それから二、三話をして石田先生と別れたはやては刹那を待つのだった。