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Muv-Luv Alternative~二人の傭兵~

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「弾丸の補給は完了した」

 HIVE突入路付近。

 無事損害が出ることなくHIVE突入路までヴァルキリー中隊が進行出来たところで減りに減った弾丸の補給を行う。

 今はラザフォート場を停止させており、BETAが此方にこることはなく、この補給物資を持ってきた部隊が陽動、そして撤退を兼ねてくれている。

 ひと時の休息のようなものだ。

「よし、ではこれからヴァルキリー中隊はHIVE内に突入する訳だが、もう一度作戦の内容を確認しておくぞ。我々ヴァルキリー中隊はシミュレーションから計算されたホールまでの最短距離を進むことになる。その間白輝皇二型と黒輝皇二型のラザフォート場は停止。ホール内に侵入したところで頭脳級を確保、そこでラザフォート場を起動しHIVE内にいる全てのBETAをおびき寄せてもらう。それと同時に外に待機していた別部隊がHIVE内を制圧する予定だ。つまり我々は別部隊がHIVE内を占領するまでの間頭脳級を守り通さなくてはならない。わかったな?」

「「「了解」」」

 通信越しに作戦事項の確認が行われている間に機体に異常がないかを確認する。

 ML機関は正常に作動。荷電粒子砲のチャージは完了。

 武装も問題ない。

 唯一問題があるとすれば俺の体調が些か優れない事だろうが…そこまで問題ではない筈。

 まだ月光も使えればラザフォート場の使用にも余裕はある。

「補給も完了したな。それでは行くぞ」

 宗像の掛け声と共にヴァルキリー部隊は進行する。目の前に広がる穴の中へと。

 俺とシルビアが前衛の状態でHIVE内へと侵入してゆく。

 …正念場はここからだ。

 ここからは俺達だけでなくヴァルキリー中隊の皆も合わさっているのだ。

 今までのような動きではなく、チームの動きを前提とした動きをしなければならない。

 作戦の成功…そして皆の帰還。その事を頭の中で思い出しながらもHIVE構内を進んで行った。
 

 

 

 
 


 
 
作品名:Muv-Luv Alternative~二人の傭兵~ 作家名:灰音