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CLANNAD~赤毛の少年~ №4

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時間を逆上って、仁達がナンパ男と揉めていた時、杏は家に帰宅していた

「ただいま~」

「あっ!!お姉ちゃんお帰り~。遅かったね何かあった?」

「涼ぉ~、わかるぅ?」

「う、うん!今日隣の教室で、お姉ちゃんの怒鳴り声が聞こえてたから、何かあったのかなって・・」

それを聞いて、杏はその時の事を思い出したのか、嫌な顔をして額に手を当て息を吐いた。

「ハァ~嫌な事を思い出したわ;涼聞いてくれる!!!不良の2人組と転校生の事なんだけど」

そう言って、杏は今日何があって怒鳴ったのか、春原と岡崎がどんなヤツなのかを話した。

「あと、風桐・・・・・・・転校生なんだけど」

転校生という単語に涼が、反応して杏に質問してきた。

「転校生って、どんな人なの?お姉ちゃん?その・・・・・・・噂では、髪が赤くてその不良だって
 聞いたけど・・・・・・・・その・・・」

「アハハ、全然不良じゃないわよ。大体ウチに転入できるんなら、頭はいいんじゃない。それに、
 特待生らしいって噂もあるし・・(変なヤツだし)」

「そうなんだ」

「そうよ、不良なんかじゃないけど・・・・・・・そう変なヤツかな。今日だって面白そうって
 だけで、あの2人組に話しかけてるくらいだしね。で、涼は何処か出かける所だったの?」

そう言われ、涼は自分が出かける所だった事を思い出し声を上げた。

「あっ!!!!そうだった。お母さんに頼まれて、夕飯の買い物に行く所だったの。お姉ちゃん
 も一緒に行こうよ♪」

「う~ん、そうね~。一緒に行こうかなァ。じゃあ、急いで着替えて来るから」

そう言って杏は、少しの間涼に待っていてもらい、二階の自分の部屋に行き急いで着替え戻ってきた。

「ごめん!!待たせて、じゃあ行こっか」

杏と涼は、家を出て夕飯の買い物に商店街のスーパーに向かった。

途中涼が今日の出来事を聞いたり、逆に杏が涼のクラスがどんな感じなのか聞いたりしてスーパー
に向かった。
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「それで、お姉ちゃん風桐さんに助けてもらったんだ」

今日春原を追いかけて、看板が自分に倒れてきた時に、転校生に助けられた事を話しているとスー
パーに辿り着いた。

「そうそう、凄く危ない所だったから助かったのよ」

などと話しその時の事を思い出したのか、少し頬を赤くして心なしか早足でスーパーに入っていった。

「待ってよ!!!お姉ちゃん!!!」

慌てて涼は、杏を追いかけた。

「涼!!お母さんは、今日の夕飯は何にするって・・・・・あれ?・・・・・涼がいない!!!」キョトン

杏は自分が、予想以上に速く歩いている事や涼がいない事にも気付かなかった。

「もう!!やっと追いついた。お姉ちゃん!!急に早足で行くんだもん。ビックリしちゃったよ」

「ご、ごめん;色々考えていたら、早足になっていたみたい;アハハハ。えっとそれで今日の夕飯は何にするの?」

杏は、自分が周りが見えず涼を置いていった事に気付き、申し訳なそうに聞いた。

「うん、今日は豚カツにするって言ってたよ」

「そう、じゃあ!まずはお肉コーナーに行かないとね♪」ニコッ

杏に言われ涼は、一緒にお肉コーナーに向かった。
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「え~と・・・・・・・どれにするかなァ;値段は、豚肉なんだけど普通は牛肉・・・・だよな」

仁が、値札と格闘しながらどれにするか悩んでいたら、後ろから抱きつかれた。

【お兄ぃ、カレーのルー選んで持ってきたよ♪】

涙は嬉しそうにカレーのルーの箱を見せてきた。

【お肉の方は、どう?選べた?】

涙に聞かれた仁は、苦笑しながら答えた。

「涙は、何の肉がいい?やっぱり牛肉かなァ?」

【う~ん、・・・・・・・あっ!!!今日は、チキンカレーにしよう。ホラ!一番鶏肉が安いよ】ニコッ

涙は、牛,豚,鶏と値札を見てから鶏肉を手にとって、仁に見せた。

「肉もルーも選んだし、帰ろうか?」ニコッ

仁は、涙からお肉のパックを受け取り籠に入れて、レジに向かおうとしたが、

【待ってよ!!】

涙は、文句を言った後仁の腕を抱きしめて、2人一緒にレジに向かった。

その時、その光景を2つの人影が驚いた顔で目撃していた。
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杏side
今のって、転校生の風桐よね!!!?えっ!え!じゃあ、あの女の子は・・・・・・・彼女!?で
も、確かあの制服は光ヶ丘中学の!!!

私が、色々考えていたら横から涼が、話しかけてきた。

「今のって、もしかして転校生の人だよね?隣にいた女の子は、その・・・・えっと・・・・・
 彼女??さんかなァ?」

涼も同じ事を考え、私に聞いてきたのでとっさに答えた。

「でも、中学生だったわよ!!!・・・・・(今年3年だったら私達と年齢はあまり変わらない・・・ケド)」

涼は、何かを思いついたのか声をあげた。


「あっ!!!もしかして、兄妹なんじゃないかなァ?」

(兄妹か、確かに恋人より兄妹の方が合っているかも・・・・・・・・ん?)

私は、1つ疑問に思った事を涼に聞いてみた。

「ねぇ涼、私達は普通だけどあのくらいの男女の兄妹って、抱きついたり腕を組んだりする?」

「えっ!!え、う~ん・・・わからないよぉ~;」

『なんで私達が、風桐の事で悩まなくちゃならないのよぉお#####帰るわよ!!涼』

「う、うん;」

(もう何なのよアイツ!!!!!)

その後、私と涼は買い物をして家に帰宅した。

杏side end
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仁と涙は、帰宅してから夕飯を作って現在テーブルで、食事をしていた。

「涙は、今日どうだったんだ学校!!その新しいクラスどんな感じだった?」

【う~ん、まだわからないよ。でも、また優菜と一緒だから大丈夫だよ♪】

「優菜ちゃんとまた一緒なんだ。良かったじゃん」ニコッ

【うん!!!優菜がいたら新しいクラスでも緊張しなくても大丈夫!!】

仁と涙は、お互いに今日あった出来事を話した後、涙が光坂高校について聞いてきたので仁は、学
校の雰囲気やどんな先生がいた等、今日仁が思った事を涙に話し聞かせた。

結局色々話していると時間が過ぎたので、仁と涙はお風呂に入り明日の準備をした。

「じゃあ、おやすみ涙」ニコッ

そう言って仁は、涙の頭に手を載せた。すると、涙は笑顔で頷き【おやすみ】と挨拶をして布団に入った。
それを見た後、仁は部屋の電気を消して布団に入った。