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機動戦士ガンダムRS プロローグ編2

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プロローグ 第十一話 艦船の解説


コロニー軍

コロニー軍の軍艦は、ミノフスキークラフトを標準装備している。

ドゴス・ギア級大型戦艦
サイド7工廠でコロニー軍が建造した大型戦艦である。
7基ものマン・マシーンカタパルトを持ち(艦橋後部のカタパルトは、内火艇用)短時間でマン・マシーン隊の発艦を行えるようになっている。
また双胴化により艦体規模は大型化し艦全長の半分にも及ぶ長砲身単装メガ粒子砲3基を始め連装メガ粒子副砲(これもサイズ的には、超大型砲に属する)2基、単装メガ粒子砲4基、その他無数の対空砲を備えている。
全長は、不明だが搭載マン・マシーン数は72機である。
同型艦は、ドゴス・ギアとゼネラル・レビルである。

アレキサンドリア級重巡洋艦
艦首にカタパルト2基を備え単艦で艦隊相当(搭載数16機)の働きをすべく設計されている。
艦体の主要ブロックは、独立した構造で艦首部と左右の機関部は艦橋を備えた主艦体と支柱で連結された三脚構造状になっている。
主艦体の真下の機関部に挟まれた場所に箱状の副艦体がある。
武装は連装主砲をマン・マシーン格納庫側面上下に各1基ずつ計4基、左右エンジンブロック側面前端に単装副砲を2基、そして連装対空砲4基と単装対空砲4基を備えている。
同型艦はアレキサンドリア、アスワン、アル・ギザ、ハリオである。

ロンバルディア級汎用戦艦
ロンバルディアは、アレキサンドリア級を発展させた汎用戦艦である。
アレキサンドリア級と比較するとマン・マシーン母艦(空母)としての機能に特化しており強力な個艦火力は、ないが格納庫を拡大し搭載機数(24機)とマン・マシーン運用能力を大幅に向上させた大型艦である。
また一見何処が艦橋なのか判断が困難な偽装が施されており(しかもダミーブリッジが下部にある)そういったソフト面も含めて防御力の向上も見られる。
塗装は、濃淡二色のグリーン系である。
カタパルトデッキを持つ主艦体の上へ副艦体を載せた構造で艦橋を艦体に半埋没させた平甲板型なのが外見的特徴である。
マン・マシーンカタパルトは、艦首に2基備える。
機関部には、可動式のベクタードノズルと大型のサイドスラスターがあり上下左右への機動性はアレキサンドリア級よりも改善されている。
武装は単装メガ粒子主砲×2、単装メガ粒子砲×4、ミサイルランチャー多数である。
同型艦は、ロンバルディアである。

マゼラン級戦艦
構造は、艦体四面うち三面を上甲板としている。
連装メガ粒子砲塔7基、ミサイル・ランチャー2基と対空機銃多数で火力は充実しており遊撃艦隊旗艦として配備されている。
防御力に関しては、脆弱でビームライフルや通常弾頭のMSバズーカ数発(狙いどころ次第では、1発)であえなく爆沈しているシーンがある(ただしこれは、コロニー軍艦・地球軍艦共に共通して見られる傾向である)。
艦首最前上部にカタパルトデッキ・マン・マシーン格納庫(搭載数12機)を設置している。

サラミス級軽巡洋艦
マゼラン級宇宙戦艦と共に大量建造された主力艦艇である。
マゼラン級にくらべ速射性能の高い中口径連装メガ粒子砲とファランクスシステムによって制御される対宙ミサイルにより汎用戦闘艦としての優れたポテンシャルを持つ。
そのため遊撃艦隊の僚艦として配備されている。
船体前半部にマン・マシーン1個小隊(マン・マシーン4機。)を運用可能なマン・マシーンデッキを持ち艦首にエレベータハッチとカタパルトが設けている。
武装は連装メガ粒子砲2基、メガ粒子副砲5基、レーザー砲4基、連装対空機銃×31である。

コロンブス級補給艦
全長は、390mである。
前部と後部は、巨大な箱形船体で前後の船体下部からキール(竜骨)が斜めに伸びこれを介して艦橋を含む中央船体と接続され横から見るとV字型のシルエットになっている。
前部船体に人員及び食料で後部に兵器と機材を搭載し後部船体には、サブブリッジと機関部を備える。
マン・マシーンは、約90機搭載でき(運用可能数では、なくあくまで貨物としての搭載数)る。
前後の船体舷側には、それぞれ4つずつ計16箇所の物資搬入口がありこれによって一度に4隻の艦艇に対して補給することも可能である。
船体後部にブースターを設け推力および航続距離を強化することも可能である。

ラー・カイラム級
分類 機動戦艦
全長 487m
全幅 165m
武装
連装メガ粒子砲×4(前方3基、後方1基)
艦首ミサイルランチャー×6
対空機銃銃座×22

艦艇解説
十分なモビルスーツ運用能力と高い砲撃能力(メガ粒子連装砲塔4基搭載)を両立させた高性能艦である。
艦体前半部は、サラミス級に砲の配置はマゼラン級にカタパルト配置はアーガマ級にブリッジ以降の後半部はアレキサンドリア級に則った設計で2種類のブリッジを持つ点はバーミンガム級およびドゴス・ギアに通じる。
砲撃戦能力とマン・マシーンを運用する能力を重視した艦艇である。
また前線においても単艦で充分に戦線を張ることもできる。
通常ブリッジと戦闘ブリッジの2つの艦橋を持ち合わせ戦闘ブリッジは、脱出ポッドにもなる。
艦の左右舷に1基ずつ発進用カタパルトを持ち後部に着艦専用甲板を持つ。
同型艦はラー・カイラム、アドミラル・ティアンム、エイブラム、エイジャックス、ラー・グスタ、ジャンヌ・ダルク


                ※

地球連合軍
ローラシア級
分類 モビルスーツフリゲート
全長 150m
武装
58mmCIWS×6
(前上部×4、前部船底×2)
125mm単装砲×2
(艦首下)
450mm単装レールガン×2
(中央上部)
450mm2連装レールガン
(後方最上部)
937mm2連装高エネルギー収束火線砲×2
(後方上部)

艦解説
地球連合軍が開発した特殊機動兵器=モビルスーツの運用を目的としたフリゲートでローラシア級FFMとも略記される。
艦型規模は、ドレイク級とネルソン級の中間に位置し開戦当初から地球軍艦の主力として運用されている。
艦体下部に備えられた楕円状の基部は、格納庫・伸縮式リニアカタパルト・耐熱カプセルの3役を兼ねるもので搭載可能なMSは最大6機でカタパルトは前部を開放させて運用する。
なお切り離して大気圏突入を行う際は、尾翼が展開する。
級名は、2億年前に北半球に存在したとされる「ローラシア大陸」に由来する。

ナスカ級
分類 高速戦闘艦
全長 255m
武装
沈胴収納式58mmCIWS×10
450mm多目的VLS×4
(両舷側面2×2)
66cm2連装レールガン×2
(艦橋下両舷)
120cm単装高エネルギー収束火線砲×2
(前部両舷)

艦解説
ローラシア級に次いで就役した宇宙用の高速戦闘艦でナスカ級DDMHとも略記される。
ローラシア級に比べ火力は、劣るが船体はネルソン級よりも大きく搭載MSの迅速な運用を主眼に艦自体の機動性を高めている。
その速力は、アークエンジェル級にも匹敵しエターナルの就役までは地球軍の宇宙艦随一の快速を誇っていた。
搭載可能なMSは、ローラシア級と同じく6機である。
級名は、「ナスカ文化」に由来し本級に属する艦は全て歴史上の知識人の名が冠されている。