二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

黒子のバスケ〜二次創作小説〜*°。

INDEX|1ページ/1ページ|

 



部活が始まり、体育館には部員達のかけ声が響くなか桃井はいつも通り部員達の様子を見ていた。

桃井はある悩みをかかえていた。

それは極端なマネージャー不足のためだった。

帝光中の主力のマネージャーは桃井1人で、キセキの世代の中の1人、黄瀬涼太はモデルをするほどのイケメンがいたので、黄瀬目当てでマネージャー志望してきた女子はたくさんいたが、大半はマネージャーの仕事が思いのほか大変で辞めていってしまった。

残った人達は黄瀬の練習を見ているだけで、結果マネージャーの仕事をきちんとこなしていたのは桃井1人だった。

データを記録するのは桃井の得意分野だが、帝光中の部員数は100を超えており、データの記録の他に水分補給の飲み物作りなどの仕事もありあきらかに桃井1人ではやりきれないほどの仕事量だった。

(きーちゃん目当ての人達も手伝ってくれないかなー。
こんなに仕事やりきれないよー。)

桃井は黄瀬目当ての女子達に頼もうかと思ったが、すぐにその考えは彼女の頭の中から消えた。

桃井はその鋭い観察力を帝光バスケ部主将赤司征十郎にかわれ、マネージャーの中では特別扱いされている。

1軍の強化合宿にもついてくること、1軍だけの練習の時もマネージャーの中で桃井だけ参加することが許されている。

参加を許されているというよりも、データをとるために桃井は必要なので特別な用がない限りの強制参加だといったほうがいいかもしれない。

しかし強制参加といっても黄瀬目当てのマネージャー達は桃井に少なくともよくは思っていない。

1軍=黄瀬がいる。と、いう理由のためだった。

それに、桃井がスタイルも良く可愛いというのも理由である。

辞めていった大半のマネージャーの中から嫌がらせを受けたこともあり、桃井はあまり黄瀬目当てのマネージャーと関わるのも避けていた。

その時は、赤司がなんらかの対処をしてくれた(らしい)が、働かないとはいえマネージャーがいなくなってしまっては自分が休んでしまった時に対処のしようがないためそれだけは避けたいというのが桃井の心境だった。

どうしようかと桃井が悩んでいると…