転生 魔法の力 1
自分が生きている世界に対してではない。
自分自身の疑問が解決できないことが、ほんとうにつまらないと思った。
俺の名前は、海陰 守(うみかげ まもる)。
本当にどこにでもいる、中学三年生だ。
そんな、普通の俺が疑問に思っている事、それは、
転生というのが本当にあるのか?
どうして、こんなことを疑問に思っているのかというと、
俺は、事故にあった。
小さい子供がひかれそうだったという理由ではなく、普通にひかれた。
それで、ひかれた後、目の前を見ると若い天使がいた。
「すみません!」
「はぁ?」
「実は、あなたは今日死なないはずだったのですが、手違いで死んでしまったんです」
若い女性の天使は言った。
「御詫びに、好きな世界に転生しますが、どうですか?」
このとき、俺は思った。
転生て、本当にあるのか?と。