Someone's watching over me 1
まず本編をごらんになる前に書いておかなければならないことがあります。
この小説は名探偵コナンの二次小説ですが、CPは工藤新一×宮野志保になっているので、本来ヒロインである毛利蘭の扱いが酷くなります。蘭ファンの方はすぐさまBACKして下さい。苦情などは受け付けません。
※新一(コナン)は最初から志保(哀)のことを愛しています。
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Someone's watching over me 1
コナンsaid
工藤新一も、江戸川コナンも俺の本当の名前だと思う。
1年前なら否定していた。
でも今なら・・・否定することなんてできない
江戸川コナンだから出会えた人々・・・
少年探偵団・・・灰原・・・・・・
彼女はいつの間にか一番信頼できる人物になっていて、生涯彼女以外の相棒はいらないと思うほどで、いつの間にか彼女を愛していたんだ。
『な~んてね・・・』
この言葉が本心を隠すために言っていた言葉ならば、俺は本当に灰原を何回傷つけていたのだろうと思う。
もうそんなことはしないから・・・
この気持ちに気づくまで何ヶ月もかかった。
でももう迷わない・・・
蘭は幼い頃から一緒にいてきっと彼女しか女を知らなかったんだ。
だから彼女への気持ちを恋愛感情だと思ってきた。
でも江戸川コナンになって灰原哀と出会ってから世界は一変した。
蘭への気持ちは家族愛で、妹のように思っているだけなんだと思った。
もうこの気持ちをごまかすことになんてできないから俺は素直になろうと思う。
でもまずは組織を潰す・・・!
コナンsaid終了
「行けるか?」
「えぇ・・・・・・」
運命の日___組織を潰すチャンスができた。
‘ベルモット’
彼女は組織を裏切り組織の情報をもってきた。
「シェリー・・・いいえ、今は哀だったわね。」
「え・・・?」
彼女から組織の匂いは消えていて優しい感じが漂っていた。
ベルモットはコートのポケットからペンダントを取り出した。
そして哀に着けた。
「これって・・・」
一度だけ哀が見たことのあるペンダントだった。
「貴女のお母さんが着けてたものよ。私、本当は貴女をずっと見守ってた。親友の・・・忘れ形見だものね・・・」
「親友・・・?」
「組織に本来友情も、愛情も存在しない・・・でも、裏切り者たちは例外なのよ」
「「!?」」
‘裏切り者たち’
哀の母親もそうだったのか・・・とコナンと哀は驚いた。
「ならどうして私たちを殺そうと・・・」
「本気で殺そうとしたことは一度もないわ・・・私が本気になったなら貴女はとっくに死んでる・・・」
ベルモットはクスクス笑いながら言った。
「本物のエンジェルは・・・貴女かもね・・・」
「私はエンジェルになんてなれないわ・・・人殺しよ?」
薬で何人もの人の命を奪ってきた。
「でもそれはジンがやったこと。あなたに罪はないわ・・・きっと裁判になってもね。」
「・・・それでも私は・・・「灰原」・・・工藤君・・・何・・・?」
コナンが哀の言葉をさえぎった。
「お前は一人でも、殺人者でも、犯罪者でもねーよ・・・正真正銘・・・エンジェルだよ・・・母親もエンジェルだっただろう?」
その言葉に涙が出たのは確か・・・
でもこの罪は決して忘れてはいけない。
「忘れなくていい・・・でも過去に縛られるな・・・お前には俺等がいる。ベルモットも、服部も、快斗も、博士も、あいつ等(少年探偵団)も・・・お前の味方だから・・・」
「工藤君・・・」
「一つ訂正しとくけど、私はもうベルモットじゃなくてシャロンよ。」
「あぁ・・・そうだな」
3人で笑った。
今から服部平次、怪盗キッド、FBIと合流する。
怪盗キッドの正体も承知済みで今は敵から親友に変った。
「待たせちゃいけないし、行くか・・・」
「えぇ・・・」
阿笠博士はきっと止めるだろうからコーヒーに睡眠薬を混ぜた。
今はベッドでぐっすり眠っている。
少し罪悪感を残し3人は阿笠邸を出て組織の本拠地伝あるビルへ向かった・・・。
「名探偵!哀ちゃん!シャロンさん!!」
快斗の声が聞こえすぐそこへ向かった。
「待たせたな。」
「気にすんな」
「そやそや、あせったらどうにもならんからな」
快斗、平次、FBIが集まっていた。
もちろん組織のビルからは見えない。
「準備はいいかしら?」
変な訛りがないジョディの言葉に皆が頷いた。
「行こうぜ・・・」
それぞれの位置につき組織に乗り込んだ。
作品名:Someone's watching over me 1 作家名:Selena