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転生 魔法の力 6

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いつまで、逃げてんだ。俺。
そう思うのもしかたない。さっきから俺はジュエルシードから逃げてばっかりだ、理由は簡単、デバイスを起動させる言葉を知らない。正確にはデバイスにまだ自分がマスター、つまり主人と認識させてない。それをするための言葉を俺はまだ覚えてない。いや、読んでもいないのだけれど。
だから、必死に逃げて時間を稼いで、現在進行形でいま読んでいます。
「なんで、魔法を唱える時の呪文て、こんなに長いんだよ!」
そんな事をなぜか俺は一人で叫んでいた。虚しいな。
だが、そんな事はもちろん知らないジュエルシードは襲ってくる。遂に逃げ道がなくなった。
「なぁ、どうして追われている奴て、こうも虚しい最後になるんだ?」と、問いかけるが答えはなく代わり、襲ってきた。やばいっ!と思いながらも辺りは大きな木しかなく、まるで逃げないようにしていて腹がたつ。
「でもさ、こういう場面てさ・・」
俺は最後の言葉としてつぶやいた。
「必ず、誰かが助けにくんだよ、お約束で」
そう、敵にとっての最後の言葉を俺は送った。その瞬間、ゴォッ!と桜色の光線がジュエルシードに当たった。そして、その後ジュエルシードは元の姿であるひし形に戻った。
作品名:転生 魔法の力 6 作家名:神霊