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IS<インフィニット・ストラトス>の世界に一護が転生!?

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第1話 プロローグ



愛染との死闘から早5ヶ月が過ぎていた。一護たちは、ゆっくりと平和な日常を過ごしている。





(平和だな・・・)

俺は教室の窓から外を眺めながらそう思っていた。今まで戦いが多かったからそう思えるのだろう。
だが、今望んでいた平和な日々を手に入れた。虚退治は石田がやってくれている。もう自分には関係ないことだ。ゆうれいが見えなくなり、死神の力を失った自分には・・・・・

そんなことを考えていると石田が突然、立ち上がった。

「先生!ちょっとトイレに行ってきます!」

「あぁ!おい!石田ァ!」

そのまま石田は何処かへ走って行ってしまった。多分、虚退治だろう。
けど、俺は行かない・・・俺には力が無いから・・・そう、仕方がないんだ・・・
そう思うと心に何かが引っかかってるようでそんな自分が嫌になる。
前はそんなこと何もなかったのに、最近になって心に何か引っかかってるようだ。だが、それが何かわからない。
結局、今日も何も分からず心に引っ掛かりを感じたまま授業が終わった。





「黒崎くんっ!」

「おぅ、井上。どうした?」

放課後になり、俺は帰り仕度をしていた。その時、井上が突然話しかけてきた。

「あ、あのさ。黒崎くん、最近大丈夫?」

「ん?なんでだ?」

「い、いやね。最近、黒崎くん少し落ち込んでたり、難しい顔してたりしてるからさ。」

ピタッと教科書を鞄に入れている手を止めてしまった。
なぜわかったんだ?俺はあまりそういうのは表に出さないようにしてる。
女の勘というやつか・・・井上にはかなわねぇや。
でもこの心の引っ掛かりの外し方がわからねぇ。
それと、これは俺自身で解決しなくちゃいけない気がする。だから、井上には悪ィけど・・・

「そうか?俺はいつも通りだぜ」

「そ、そうだよね!黒崎くん、いつも通りだよね!ハハハハ、何だ~、私の早とちりかぁ~」

「心配してくれてありがとな、井上。じゃあ俺帰るわー」

「うん!またね!」

その時、俺は気づかなかった。井上が心配した顔でずっと俺の方を見ていて、呟いた。

「気をつけてね・・・黒崎くん・・・」





帰り道、赤信号の前で止まった。俺は悶々としていた。心の引っ掛かりがさらに強くなっている気がする。
何だ?俺は何がしたいんだ?考えても考えても答えがでない。
そしたら信号が赤なのに少女が飛び出してきた。と同時にトラックが通貨しようとしていた。
このままじゃひかれる!俺は今までの思考を止めてとっさに少女を助けようとした。




・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・あれ?
暗いぞ・・・それに身動きがとれない・・・どうなってんだ?

「・・・ったな・・・」

「はぁ・・・りがとう・・・」

・・・ん?この声・・・どこかで聞き覚えのあるような・・・
俺は重たいまぶたをゆっくりと開ける。そこには・・・

「一護!やっと目を開けたか!」

「ありがとう。一護、産まれてきてくれて」

親父?それにおふくろ?何で?
それにこの手。この身体って・・・赤ん坊?!

「ア、アウアウアーーー?!!(な、なんだこれーーー!!?)」