転生 魔法の力 23
俺はすぐにブルー・アース<ソードフォーム>を後ろに向けて反回転し、剣を向けた。その時腕に何かが密着していた。
フェイトの腕だ。予想通り後ろにいた。俺の剣はフェイトの首をちょうど狙っていたが、俺の首には魔力で出来た鎌の刃が当てられていた
ま:引き分けか
フェ:・・・・・
ま:やっぱ強いや。君の方が魔法についても、戦闘に関しても上だよ
半ば諦めたように言っていた
フェ:違うと思う
ま:え?
フェ:だってあなたは初めてデバイスを起動したのに、それを十分に扱っている。それにあなたは本気を出していない
ま:そう言う君だって本気だしてないだろ?
そう、どちらかが本気を出していたら殺し合いみたいにはなっていたと考えていた。それはフェイトも同じだったんだろう
フェ:でも、次に会う時は全力で行く
ま:なるほど。次に会う時ね。あぁ、そうだ・・
フェ:?
ま:君の名前は?
さすがにこれは聞いておかないと後々面倒になると思い聞いてみた
フェ:・・・・
ま:どうしたの?あぁ、先にこっちから言わないとな。俺は海陰 守だ
名前をいったが答えてくれない
作品名:転生 魔法の力 23 作家名:神霊