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Angel Beats! ~君と~

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第5話 School

  「これより、―――――――は――――――」


  ここは?それに何だろう―――――
  懐かしい―――――――



  「1週間、断食ぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」



  『えええええええええええええええええええええええええ!!?』



  何で―――――――――――――?













  「うわぁぁぁああああああああああああ!?」
  結弦は空を見た。
  「夢で良かった・・・・・・・・」



  「おはよ、お兄ちゃん」
  「おはよう初音」
  お互い1階のリビングへ行き挨拶を交わした。
  「そういえばお兄ちゃんの部屋から悲鳴が聞こえたんだけど、気のせい?」
  「気のせいだろ」
  「そうだよね。お兄ちゃんが悲鳴を上げるわけ無いよね?」
  「結弦君、初音ちゃん朝御飯出来たわよ~」
  おばさんは言うと二人の前にお皿を並べた。
  「おばさん」
  「なぁに結弦君?」
  「朝から早く起きてご飯まで作って頂きありがとうございます」
  「何言ってるのよ、もう~。それに楽しみが増えて良いわよ?」
  「迷惑ではありませんか?」
  「結弦君、私達はもう家族なのよ?思いっきり甘えて良いんだよ?」
  「はい」
  「ささ、食べようよ」
  『いただきます』
  三人は手を合わせ、ご飯を食べ始めた。



  『ごちそうさまでした』
  おばさんは食べたお皿を片付け始めた。
  「二人共、学校に行く準備はした?」
  「はい。もうしました」
  「あれ?お兄ちゃん制服変わってない?」
  その姿はブレザーに青いネクタイだった。
  「変わったけど、どうかした?」
  「前まで詰襟だったよね?」
  「学校変わったんだよね結弦君?」
  「私聞いて無い!」
  「まあまあ、二人共そんな事言って無いで学校気をつけて行ってね」
  『行って来まーす』
  結弦と初音は靴を履くとドアをくぐった。






  「じゃここでお別れだねお兄ちゃん」
  「気をつけるんだぞ初音」
  「うんお兄ちゃんもね♪」
  二人は別の方向へと歩き出した。





  「久し振りだな、学校へ行くの」
  妹の為に働いて入院費を稼ぎ、日々アルバイトしていた結弦には無理も無いだろう。
  「ごめんなさい」
  と、身長は結弦より小さい男がぶつかって来た。
  「あ、いえいえこちらこそ―――――――?」


  (『今は、貴方に立ち向かう勇気だ!』)


  「失礼しました」
  男はその場を後にした。
  (今の、言葉は一体?)







  キーンコーンカーンコーン


  「おいゆりっぺ起きろって」
  日向はカチューシャの女子に声をかけた。
  「う~ん後もうちょい・・・・、昨日疲れたんだから・・・・・授業始まったら教えて・・・・」
  「しょうが無いな。分かったよ」



  ガラリ


  「え~今日から新しい仲間が増えるぞ」
  クラスの担任が言うと教室がざわついた。
  「ちなみに男だ」
  『え~!』
  (ふん、何だよ皆お子様だな)
  男子生徒達が騒いでいる中、日向は冷静でいた。
  「それでは来てもらおう、」
  ガラ
  (!?)
  「今日からここのクラスに来る事になった、音無 結弦 です。よろしくお願いいたします」
  「じゃあ音無、あそこらへんで寝ている仲村の席の隣へ行け」
  「はい」
  結弦は机の間を歩き目的の場所へ向かい座った。
  「よっ、音無」
  横から不意に声がかかった。
  「日向・・・・!」
  「もう、うるさいわね・・!?」
  「今日から新しく入った―――――」
  「音無君?」
  「ゆり?」
  「何で、お前寝てたんじゃないのか?それに音無、何でゆりっぺの名前を?」
  『さあ?』
  二人は揃って声を上げた。





  放課後



  「ねえ、音無君」
  「何だゆり?」
  「私と貴方、何処かで会わなかった?」
  「さあ?気の―――――――――」


  (『ようこそ!―――――――へ!』)



  (また!?一体何なんだ!)
  「音無君?」
  「へ?ああ、ごめん」
  「そんな事より、私達の部に来ない?」
  「部?」
  「ええ、どうかしら?」
  「おう、楽しいぞゆりっぺの部」
  横からいきなり日向が突っ込んで来た。
  「日向が入っている部活ってゆりの所だったのか?」
  「その通り」
  「貴方達、親しいけど友達?」
  「そうだけど――――――」



  (『じゃあな、親友!』)



  (何だ今の――――)
  (またかよ!?)



  「日向君?音無君?どうしたのそんなに険しい顔をして?」
  『何でも』
  「とりあえず二人は仲が良いのが分かったわ。どうする音無君、部来る?」
  結弦の答えは決まっていた。
  答えは
  「ああ。よろしく」
  「ようこそ、我々の部へ。案内するわね」







  旧校舎―――
  そこは前の学校と今の高校と合併させたが処分するのも勿体無いのでそのままにしてある。


  「なあ、ゆり」
  「何、音無君」
  「ゆりの部活って具体的にどういう事をするんだ?」
  「それは決まってい無いんだ」
  ゆりの代わりに日向が答えた。
  「へ?」
  「まあ、うちの部活は好き放題にしてるんだけどね」
  「そうか。ゆり」
  「何?」
  「俺とゆり何処かで会わなかったか?」
  「貴方も同じ事を言うのね」
  「どういう事だ?」
  「私の部に入っている人達、皆そう言うんだよね」
  「じゃ、日向も?」
  「ええ、そうよ」
  否定はしなかった。
  「でもね、音無君や日向君と皆に会った時私もそんな感じがした」
  そうこうしている間に目的地に着いた。
  「『校長室』か」


  (『うわぁぁぁぁあああああああああああああ!!?』)
  そこにはでかいハンマーが、そして結弦が鳥になった。



  「音無?」
  「へあ!?いや何でも!」
  「大丈夫か?汗が凄いぞ?」
  奇声を上げたり、変な光景が浮かぶは結弦は訳が分からなかった。

  「『宇宙戦艦』て言うのはどうかな!」
  「いやいや、凄い規模だなそれ!」

  「本当にやりたい放題だな・・・・・」
  外からでもギャーギャー騒いでいる様子が目に浮かんだ。
  「そういう部活だから音無」
  「そうだな・・・・」
  「じゃ私が合図したら部屋に入ってね」
  「ああ、分かった」



  ガチャ



  「ハイハイ、皆静かに!」
作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影