正義と悪
土方「…由亜」
由亜「ヒック…ごっ…めんなさい」
こんな事になるなら…
会わなきゃ良かったね
私はあなたを愛してる…
だけど近づいてはいけなかった…
私は悪だから あなたは正義だから
全然違うけど…
私はあなたが好きだった…
春、私は一人桜の木の下で花見をしながら小さな声で歌っていた
その時、
土方「…綺麗だな…」
由亜「わっ!!、えっ?」
土方「驚かしたか?すまない…」
そこに居たのは黒い髪がよく似合う男の人だった。
私はその時にその男に一目惚れをした。
由亜「きっ…綺麗ですね。」
土方「今頃か?…面白い奴だな。」
由亜(笑われた…)
土方「お前、名前は?」
由亜「えっ、ゆっ由亜です」
わっ、名前言っちゃった!
土方「由亜か…いい名だな」
由亜「あなたは…?」
土方「俺か?俺は土方十四郎」
由亜「土方さんですか…」
土方「あぁ、そうだ。
ところでお前はここ付近では見かけないな…
引っ越して来たのか?」
由亜「えっ!?…そのっ…」
(テロおこしに下回りに来たなんて言えない…)
「仲間と一緒に旅をしてるんです。」
(バレるよね。こんな嘘)
土方「そうか。大変だな。」
由亜(えっ!バレなかった?)
「そうです。だけど…江戸の桜は綺麗ですね。」
土方「…そうか。」
由亜「はい。」(なんか久しぶりだな。こんな幸せな気分は)
それから数分、私は土方さんと話し込んでしまった。
〜♪
由亜「あっ、すみません。
もしもし?」
また子「あ、由亜ちゃん!帰り遅いけど…大丈夫っすか?」
由亜「え、すみません!今帰ります!
すみません、仲間が呼んでるので…」
土方「おぅ、すまないな… 長話させて」
由亜「いえ、久しぶりに楽しかったです。」
あそこで終わっていれば良かったのに…
それから数日後…
由亜(土方さん何してるのかな?)
私の頭の中は土方さんでいっぱいだった…。
(会いたいな…)
高杉「おい、由亜?」
由亜「えっ、何?お兄ちゃん」
高杉「どうしたんだよ。浮かない顔して」
由亜「なっ、なんでもないよ。ねぇ、お兄ちゃん」
高杉「なんだ」
由亜「明日、江戸に行ってもいい?」
高杉「? なぜだ?」
由亜「え〜とっ…新しい服でも買いたいなと思って…ダメ?」
高杉「勝手にしろ、その代わりあまり派手な事するなよ。」
由亜「うん!ありがとう!」
高杉「珍しいな…お前が外出したいなんて。」
由亜「そんな事ないよ。」
(やった。土方さんに会える!)
続く