転生 魔法の力 36
小さな森の中で、確かに響いた少年の声
それは黒き金髪の少女に向けられていた
フェ:どうして、あなたがここに?
ま:魔力が二つ以上あったからな。それに・・・
少年、守は目の前に倒れている白き少女を見ていた
ま:この娘は友達なんだ
フェ:友達・・・
その時のフェイトの顔は少し寂しそうな顔をしていた
ま:ユーノ
守は白き少女、なのはの横にいるフェレットの姿をしている魔導師を見た
ユ:君は、守君。どうして君がここに?
ま:理由は後で話す。それよりなのはを転移魔法か何かで安全な場所に送れるか?
ユ:出来るけど。君は・・・?
ま:俺はあの娘と話したいことがある
そう言うと何かを悟ったのかそれ以上の追求はなかった
代わりに、ユーノの足元から薄緑色の魔法陣が浮かび、なのはとユーノをその光で包み込んだ。光が一際強く光った時にはなのはとユーノはいなかった。転移魔法が成功したのだ
ま:さてと、これで普通に話せるなフェイト
フェ:あの二人を転移させたのは私と話すために?
ま:それもあるが、あの娘の友達が心配してたからな。先に帰したんだよ
フェ:そうだったの・・・
作品名:転生 魔法の力 36 作家名:神霊