メラの島嶼帯をペペロンチーノ号が走る、ややリアス式のマレーの海(でたらめ)、ーーー「お父さーん、もっとスピードを出して!「わかってる!オーキードーキー!」押し殺したこえで、ーーー「今よ!」七海が海へ飛び込む、ティコ・ジュニアと岬の突端にワイヤーを放る、急減速!ペペロンチーノ号の小型クレーンのワイヤーが見る間に伸びる、ーーーーーーーーーーー!ペペロンチーノ号はほとんど横倒し、だが、ペペロンチーノ号の側方復元力は、抜群なのだ、元に戻る、ーーー!密漁ギャングのモーターボートは岬に衝突、悪ものどもは将棋倒し、そこへ、ーーーサイレン、ーーー「こちらは海上保安船、そこの船、おとなしくしなさい!「ぐうえ、あいちち、ふう、やれやれ、やっと海上保安のお出ましかあ、あーあ、いわれなくてもおとなしくしてるよ、エンジン壊れちゃってまあ、」最大全速を保つためにボイラールームへこもっていたアルが顔を出す、「おーい!(ナナミ)」ティコ・ジュニアの素晴らしいブリーチング!ベンチ式の舷側からナナミが船内へ戻る!「大丈夫?おとうさん、アル、、あれ?ぷはっ、ある、その顔ぉ!「へ?何かついてるか「まっくろぉ!」ひとしきり笑い、ーーー
命とは、
やがて終わる、
終わる間(ま)の、夢、
those sea loves,